📚2022年9月25日 追記
「後から印刷」の入稿窓口を公開しました。
📚2022年9月6日 追記
「後から印刷」の対象には、オフライン会場での「会場(電子+受注生産)」の販売分も含まれることを追記しました。
こんにちは、技術書典のお知らせ担当 @mochikoAsTechです。2022年9月に開催する技術書典13では「後から印刷」の還元キャンペーンを実施します。
前回の技術書典12では、「後から印刷」で紙の本をすると50%キャッシュバックされる!というキャンペーンを実施しました。ファン(読者)のみなさんにとっては紙の本が買えて嬉しい!出展者は本がたくさん買ってもらえた上に、印刷代が50%もキャッシュバックされて嬉しい!そして印刷所は受注が増えて嬉しい!という三方よしなキャンペーンだったので、運営事務局もついつい嬉しくなってしまい、今回の技術書典13ではなんとキャッシュバック率をググッと上げて80%還元することにしました!
みんなが大好きな「紙の本」!ファンのみなさんは送料無料で購入できます!技術書典オンラインマーケットで、気になる本をびしばし購入してください。
今回のアナウンスでは出展者向けに詳細を紹介していきます。
📚キャッシュバックキャンペーンの詳細
技術書典13出展参加者を対象としたキャッシュバックキャンペーンは、「後から印刷」利用者を対象としています(「後から印刷」の利用方法や受付日などは後述します)。今回のキャンペーン内容および利用条件は次の通りです。
- 対象:「後から印刷」の利用料金
- 期間:2022年9月10日(土)~9月25日(日)の技術書典13会期中
- 内容:利用料金の80%を返金するキャッシュバックキャンペーン
- 返金条件:
- オンラインマーケットで販売した「電子+紙」およびオフライン会場で「かんたん後払い」を使って販売した「会場(電子+受注生産)」の実績冊数に応じて返金する金額は変動します
- 着払送料、分納送料を含む「後から印刷」以外の費用は返金の対象外です
- 参加条件:
- 技術書典13出展参加者が参加対象です
- 「オンライン出展」「オンライン+オフライン出展」のどちらのサークルも参加できますが、返金対象となるのはオンラインマーケットでの「電子+紙」の販売分と、オフライン会場での「会場(電子+受注生産)」の販売分の合計です
- 技術書典オンラインマーケットの販売手数料キャンペーンと併用が可能です
- 「後から印刷」の利用を伴わない書籍はキャンペーン対象外です(バックアップ印刷所およびお手持ちの在庫は対象外です)
- 過去に運営事務局の指定期日までに「電子+紙」書籍を送付いただけなかった出展者は参加できません
- キャッシュバック日:11月1日より5営業日以内(順次対応)
- キャッシュバック完了後に明細をメールで通知します
- 技術書典13申込時の登録口座へ振り込みます
- 振込手数料は技術書典運営事務局が負担します
- 手続き後の着金は銀行都合により5営業日を過ぎる可能性があります
たとえば「オンライン+オフライン出展」のサークルが、会期中にオンラインマーケットで「電子+紙」の書籍を50冊販売し、オフライン会場で「かんたん後払い」を使って「会場(電子+受注生産)」の書籍を40冊販売しました。合計で90冊です。そして「後から印刷」を利用して少し多めに100冊を印刷したとします。この場合のキャッシュバックは90冊分、つまり利用料金の総額90%の80%です。利用料金をベースに考えると72%の返金となります。
- 販売冊数のうち、80%にあたる金額を負担するキャンペーンです
- 「後から印刷」で何冊刷るかで支払金額に対するキャッシュバック率は変動します
- 40冊を販売し、40冊を印刷した場合、利用料金に対して80%の還元です
- 40冊を販売し、100冊を印刷した場合、利用料金に対して32%の還元です
キャンペーン実施の背景
運営事務局でサーベイを取ったところ、紙の本を購入するファンは沢山の技術書をゲットしているようだと仮説を持っています。技術書の熱心なファンであって購入意欲、学習意欲が高い可能性があるわけです。さらに技術書典のことを好きになってくれる可能性も高いと考えています(そうなると嬉しいなぁ)。期間中に技術書を沢山買ってもらえると出展者は技術を広めることができて嬉しい、運営事務局も送料負担が減って損益分岐点に近づいて嬉しいです。
技術書典オンラインマーケットの出展では紙の書籍は必須でないことから、印刷するハードルを下げて出展者さんが紙の本を取り扱う機会を創出してみようと考えたことがきっかけです。仮説はあるので上手くいくかどうか検証してみようという取り組みです。
このキャンペーンは仮説を検証し、より良い仕組みを作るために前回(技術書典12)から試験的にはじまりました。今後も実施するかどうかはわかりません。出展者の方で気になったら、せっかくお得なら飛び込んで一緒に試してみるか、というぐらいの感覚で検討を進めていただけると助かります。
「後から印刷」とは?
「後から印刷」は、技術書典13の終了後、2022年9月26日に入稿可能な完全受注の生産プランです。技術書典オンラインマーケットで次のようなリスクを回避し、メリットを生み出すように考えた結果、生まれました。
- 出展者:売れなかったらどうしよう?と悩みながら印刷し、大量の在庫を抱えてしまうこと
- ファン:紙の本があれば嬉しいけど品切れとかあると困るよ、という機会損失を避けられること
何冊刷ろう?と部数を悩まなくて済むことと、期間中に在庫切れにならないのがメリットです!後から印刷できることで、出展者は「必要数だけ印刷すればいい」し、読者は「必ず手に入る」ようになっています。
技術書典13の期間中に「紙+電子」が89冊売れた場合、イベント期間終了後に印刷の手配を行います。著者の手元に置いておく分、お世話になった人へ渡す分も含めて100冊を発注したとしましょう。このとき発注した書籍は印刷所から技術書典運営事務局へ直接入庫されます(とりいそぎ著者のお手元に1冊お届けします)。販売数量を差し引いて余った部数は後日着払いで自宅送付です。出展者の皆さんは印刷所と直接、入稿データやお金をやりとりする必要はありません。入稿データやお金を受け取る窓口は、一括で技術書典運営事務局となります。
利用にあたって価格の確認、仕様の確認は次のヘルプページもご確認ください。
好きなプランが選べて、倉庫へ送るための送料もかからないのがメリットです!
「後から印刷」の入稿窓口(更新しました)
- 技術書典13「後から印刷」入稿フォーム(〆切は2022年9月26日 23:59です)
9月24日夜~9月25日にかけて、入稿フォームの開設作業を行います(開設しました)入稿フォームを開設したら出展者へはメールで通知します(通知しました)
ご利用にあたって入稿当日のお振込をお願いしています。印刷・配送までのリードタイムも短いこともあり、事前に入稿データをご準備いただくとともに上記のワークフローをご確認ください。
できないこと・できたらいいなと考えていること
「後から印刷」は仕様を限定してサービスを提供しています。たとえばB5サイズでは128ページ、A5サイズでは160ページを超える書籍は対象外だったりですし、紙の種類や表紙の加工も選べません。ちょっともったいないですね。将来的には改善したいと考えていますが、ミスがないオペレーションを考えるとかなり大変なので、もっと需要を伸ばしていく必要があります。今回のキャンペーンを通じて技術書典運営事務局がカバーすべき仕様を見極めていきたいと思います(「後から印刷」のオペレーションは日光企画さまにご協力いただいています)。
「需要があるなら紙の本も出したいけど、欲しい人ほんとにいるのかな?売れ残った在庫を抱えて途方に暮れるのは嫌だ…!」と迷っていた方は、ぜひ「後から印刷」を利用して応援してください!
また「後から印刷」という名前のとおり、技術書典13の会期が終わった後に印刷を発注するため、9月11日(日)のオフライン会場に持ち込むための本を「後から印刷」で刷ることはできません。オフライン会場用は別途印刷をして持ち込むか、あるいは会場では自前で印刷した見本を見てもらい、実際の紙の本はオンラインマーケットで買ってもらって後日届く、という販売形態も可能だと思います。
よくある質問
最後に技術書典オンラインマーケットの出展者からよくいただく質問を紹介します。技術書典ヘルプセンターでは頂いた質問を追加・メンテナンスをしています。こちらもあわせてご確認ください。
📚技術書典13では紙の本と電子本、どっちも販売できるの?
はい。技術書典13で可能な販売形態は、前回の技術書典12と同じく「電子版」および「電子+紙」です。
オンラインマーケットでは製本書籍は無償での販売はできません。最低価格は500円~です。数千箇所へ一気に送付する配送作業の都合、複数の書籍をセットにはできません。また配送パッケージの都合で2.5cmを超える書籍は取り扱いできません。
📚書籍と入庫数の登録方法
「技術書典13」では、マイページからオンラインマーケット用に書籍を登録いただく際に「入庫」の数を記入できます。入庫の数は、開催前日までなら後からでも変更可能です。開催期間中は販売した数以下に減らすことはできません。たとえばすでに100冊売れた後なのに、入庫数を80にしてしまうと困るからです。
「後から印刷」で受注生産される場合は、「入庫」の数には、ご自身が「実際に売れても問題ない」と思える範囲の大きめの数字を設定しておいてください。(最終的に「買われた冊数」と、「倉庫に入庫される数」が同一数になっていれば大丈夫なので、元気よく2000冊とか5000冊と入力しておいても構いません)
また「電子+紙」を購入すると、紙の本の到着をまたずに電子本をダウンロードできるようになります。出展者のみなさまは、忘れずに電子本の登録作業をお願いします。
この時、そのままの閲覧に適したデータを登録してください。紙用の入稿データ(例:トンボ付き)の登録はしないでください。
書籍登録の操作方法はこちらのブログを確認してください
📚紙の本はいつ、どこに送ればいいの?(オンラインマーケットでの販売分を倉庫に送る場合)
オンラインマーケットで販売した紙の本を、技術書典運営事務局の倉庫へ送る方法は宅急便、バックアップ印刷所からの業者搬入、そして「後から印刷」の3つがあります。手引きをまとめました。
宅急便で送る
出展者が自身で管理する在庫を送付する場合または印刷所から直送したい場合、次の手引きに従って宅配搬入を利用ください。後述するバックアップ印刷所の2社は業者が直接搬入するために出展者での送付手続きは不要です。
送料はかかりますが、好きな印刷所に頼める&在庫を活用できるのがメリットです!
- オンラインマーケット「電子+紙」入庫の手引き > 「電子+紙」宅配搬入
- 到着指定日:2022年10月3日(月)AM指定
- 宅配事業者:ヤマト運輸(その他事業者はご利用いただけません。お気をつけください)
- 送付先情報:マイページから「送り状ダウンロード」をして記載の内容を確認、印刷、貼付してください
- 送り状は到着指定日の1週間前(2022年9月26日)に表示されます
- 宅配物のよくある質問
主な条件を列挙しましたが、指定等を誤ると大変です。たとえば「おまけとしてステッカーなどを挟み込みを行う場合、OPP袋等で密閉してください」といった注意事項も手引きに記載があるので、よく読んで送付ください。ちなみに開催期間中に100冊売れた場合に、自宅にある在庫50冊を宅急便で送りつつ、残りの50冊は「後から印刷」に頼む、のように、複数の方法を組み合わせて利用することも可能です。
バックアップ印刷所から送る
バックアップ印刷所(日光企画・ねこのしっぽ)で、冊数を指定して発注する方法です。「後から印刷」とは異なり、バックアップ印刷所が指定した入稿〆切がそれぞれ適用されます。そのため入稿の〆切は「後から印刷」よりも早くなりますが、印刷所で用意いただいた割引率の高いプランも使えるのがメリットです。入稿データやお金のやり取りは、ご自分が選んだバックアップ印刷所と直接行ってください。なおバックアップ印刷所から倉庫へは無料で搬入されます。
詳細は日光企画、ねこのしっぽ、両バックアップ印刷所へお問い合わせください。優しくサポートしてくれますよ!
📚紙の本はいつ、どこに送ればいいの?(オフライン会場に送る場合)
オフライン会場で対面販売する紙の本を、当日の会場(池袋サンシャインシティ)へ送る方法は以下を参照してください。