技術書典11 オフライン会場のトライアル出展募集のお知らせ

こんにちは、技術書典 主宰 @mhidakaです。

今回は技術書典11 オフライン会場への出展を希望するサークル出展者向けのお知らせです。技術書典11は2021年7月10日(土) ~ 2021年7月25日(日) の16日間、オンラインマーケットにて開催するだけでなく、2021年7月11日(日) にオフライン会場でのイベントをトライアル実施します。サークル出展を希望する場合、次の項目を読んでご応募ください。

📚技術書典11 トライアル概要

まずは出展者向けのトライアル概要をお知らせします。一般参加者への告知はもう少し後を予定しています。また記載内容は関係各所(関係省庁、会場施設、保健所等)と協議の上、今後も変更、あるいはやむを得ず中止することがあります。あらかじめご了承ください。

概要の紹介を目的としているブログ記事のため「こういうときはどうですか?」という個別の疑問/質問は参加要項やDiscordのチャットサポートでお問い合わせください(いただいた質問は随時出展者向けFAQへ掲載していきます)。

開催日程

  • 日時 2021年7月11日(日)※サークル入場時刻は後日通知
  • 場所 池袋サンシャインシティ 展示ホールD (文化会館ビル2F)
  • 運営 技術書典運営事務局 / テックベース合同会社
  • 出展費用 出展無料 ※別途、販売手数料がかかります(0%と20%の2種類です。後述)

オフライン会場の仕様

会場は池袋サンシャインシティ 展示ホールDです。一般参加者の入場は入場時間帯による偏りを防ぐため時間帯指定の前売り方式を想定しています。

トライアル内容

オフライン会場トライアル方針

新しい取り組みが多く、いくつかの項目で過去の実施形態から変更/改善/制限があります。技術書典11ではオフライン会場をトライアル実施と位置づけ、今後の運営を見据えた試行錯誤を含んでいます。通常の開催と勝手が異なるところも数多くあります。初めて参加される方も、過去に参加したことのある方も、注意して読んでください。

たとえば感染予防のための措置など、ここにない項目を追加/変更する可能性があります。会場では記載の有無によらず運営事務局の指示に従ってください。

  • サークル出展スペースの変更

    • 1サークルにつき机1本分です。横幅を2倍(約2.0m)へ拡張して奥行も広げます。周囲と十分な距離を保ちます
    • 出展者は1サークルにつき最大2名の事前登録制です。安全管理の観点から出展者登録のない方との交代やサークル通行証の追加発行は承れません(たとえば1つのサークルにメンバーが3人いた場合も、出展者としてサークルの出展スペースに入れるのはそのうち特定の2名が最大です)
  • 書籍の販売・頒布物の制限

    • オフライン限定の販売・頒布はできません。またオフライン出展のみの参加はできません
    • 会場混雑を予防するため、すべての頒布物はオンラインマーケットでの取り扱いを必須とします
    • 会場特典がある場合、オンラインマーケットでも同じ特典をつけてください(通販の梱包ルールを変更予定です)
    • 自身のスペースでの見本書籍や展示はこれまでどおり可能です(消毒ガイドラインを用意予定です)
  • ハードウェア、キーボード等の運用変更

    • キーボードやカードゲーム、ハードウェアの取り扱いも可能です
    • オンラインマーケットでも扱うことを必須とします(通販時の梱包・送料は書籍と異なるので負担となる可能性があります。可能な限り低廉になるよう検討中です。トライアル実施での特別措置ですのでオンライン出展のみのサークルは扱えません)
  • 支払い方法の変更(かんたん後払いの提供と現金取扱の停止)

    • 接触を減らすことを目的として、すべてのサークルで現金はご利用いただけません。「かんたん後払い」の利用を必須とします(「かんたん後払い」とは、技術書典運営事務局が提供する公式の決済方法です。購入者は専用アプリを使ってQRコードを読み、支払いを後日まとめて行えます)
    • 事前アンケートおよびファンミーティングにおいて、現金をやりとりすることへの不安や「かんたん後払い」の利用を期待する声を多くいただいたことから、このような形となりました
    • かんたん後払い用QRコードは運営事務局が準備します(専用アプリおよび利用規約も順次更新予定です)
  • 飛沫防止措置の追加

    • 会場内での食事を禁止とし、マスク着用を義務とします(ワクチン接種後でも対象です。健康管理のお願いなどその他のガイドラインがあります)
    • 飛沫防止パーティション、除菌ティッシュを提供します。感染防止に努めてください(仕様や詳細は参加確定後お伝えします)
  • サークル出展負担の軽減措置

    • 出展者の参加費用を無償化(0円)します
    • 出展者が参加を見合わせたくなった場合、たとえ当日であっても事前連絡をいただければキャンセルペナルティはありません(無断欠席はペナルティ対象です)

今回のオフライン会場での開催では、安全確保のための導線再設計および配置、オペレーション変更などを数多く予定しています。一般参加者も時間帯ごとに入場数を制限するため、これまでオフライン開催でみられた混雑は相当の緩和がある見込みです。

いずれの取り組みも今後の運営を見据えたトライアルという位置づけであり、次回以降の継続実施をお約束するものではありません。参加者のみなさんからのフィードバックを受けて、引き続き技術のお祭りをより良くしていきたいと考えています。

📚オフライン会場でのトライアル出展申込

みなさまの出展申込をお待ちしています。本ブログ記事の公開とあわせて技術書典11 オンライン出展参加申込済みのサークルに申込ページをメールにて案内予定です。

  • 申込期間 6月7日(月) 〜 6月14日(月)23時59分
  • 申込ページ 技術書典11オンライン出展申し込みサークルへメールにて先行案内中
  • 募集定員 50~100
  • 参加確定後、オンライン説明会を予定しています。3つ程度日程を用意しますので代表者の方は、どれか1つに必ず出席してください

オフライン会場でのトライアル出展は事前アンケートに基づいた招待と抽選・審査を行い、結果を通知します。オンライン出展申込をしておらず、この記事をみて「私も技術書典11のトライアルに参加したい」と思ったサークル出展者さんは技術書典アカウントをご用意してお待ちください。追加応募受付のタイミングでメール連絡します。

  • 日時 2021年7月11日(日)※サークル入場時刻は後日通知
  • 場所 池袋サンシャインシティ 展示ホールD (文化会館ビル2F)
  • 運営 技術書典運営事務局 / テックベース合同会社
  • 参加費用 出展者無料 ※別途、販売手数料がかかります(0%と20%の2種類です。後述)

今回の技術書典11トライアル開催の参加費用は無料ですが別途、販売手数料(0%および20%)がかかります。出展者の皆さんに影響が大きいので補足して説明します。

参加費用

これまでのオフライン開催では、サークル出展時には定額のサークル参加費(約7,500円程度)をお支払いいただいていました。しかし新型コロナウイルス対策を講じた場合、これまでと同様に参加費を受け取る形では、1サークルあたり6~8万円程度が必要とわかりました。これは技術書典の条件下での概算値ですが、1サークルあたりに割り当てるべきスペースは2~3倍に変化し、感染予防のために来場者キャパシティが半分となる展示会利用ルールが適用される、追加の什器手配と衛生管理体制の強化など、イベントの構造が大きく変化したことが影響しています。

そこでトライアル実施では技術書典公式の支払手段である「かんたん後払い」の利用を必須とし、売上に比例した支払い(レベニューシェア)を試験導入します。今回はじめて参加される場合、販売手数料は次のとおりです。

  • 0%(無料)となるケース:売上累計が5万円未満の場合、無料でご利用いただけます
  • 20%となるケース:売上累計が5万円を超えた場合、20%が販売手数料としてかかります

販売手数料はオンラインマーケットと同様です。初参加となるサークルは売上累計が5万円未満の場合、完全に無料でオフライン出展できます。たとえば1000円の書籍であれば50冊までは売上は5万円となるため無料です。90冊であれば売上の9万円から無料枠の5万円を引いた4万円に対して20%、8,000円が支払い額です。実際にはオンラインマーケットでの販売額も合算されることからオフライン会場以外での売上もあります(またオフライン会場へ来れないファンへの機会提供となります)。

販売手数料については、こちらも併せて参照してください。

運営事務局も会場・人件費・備品購入など実施規模に対する費用負担が大きい状況ですが、出展スペースという形で費用を転嫁してしまうと参入障壁がどんどん高くなってしまいます。このままでは技術のお祭りに参加するというチャレンジが難しくなっていく恐れがありました。今回のトライアルでは規模に応じた費用負担を試します。レベニューシェアで傾斜をかけて(かつトライアルへ参加し、一緒にチャレンジしたいという初参加の方への無料枠を設けることで障壁を可能な限り小さくする)モデルとしています。沢山販売できた出展者にとっては負担となってしまいますが、後続のサークルや創作文化を支え、すべての参加者の安全に寄与するものだと考えてもらえたら嬉しく思います。

技術書典では「技術を伝えたいという著者の情熱」が一番大事だと考えています。これまでもお祭りに参加する障壁をなくす取り組みをしてきました。オンラインマーケットの開設や後から印刷などです。

オフライン開催を実施するにあたり、技術書典のWebサイトアカウントを持っている皆さんにアンケートを取ったところ、回答には開催検討へのお礼、また開催への強い要望が寄せられていました。オンラインやオフラインといった参加形態への選択肢を提示するトライアルには創作活動の場を継続し、維持するという背景があります。

これまでのオフライン会場での創作活動、そして2020年度からのオンラインマーケットのおかげで技術書典Webサイトのアカウントは3万人を超えました。今回の新たな方法がうまくいくかはわかりませんがオフライン開催でも試行錯誤を続けていきたいと考えています。

不明点の解消やさらに詳しい情報を得られるチャンネル

運営事務局ではDiscordでチャットサポートを行っています。不明点があれば遠慮なく聞いてください。また個人情報や個別の事情が含まれる場合、従来どおりメールでのお問い合わせも受け付けています。

📚誰もが安心して楽しめる技術書典であるために

「技術書典」は新しい技術に出会えるお祭りです。技術書を中心として出展者はノウハウを詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、そんな技術に関わる人のための場として我々は技術書典を開催しています。

回を重ねるごとに規模が大きくなる技術書典において、誰もが安心して新しい技術との出会いを楽しめるよう、次のとおり行動規範とアンチハラスメントポリシーが定められています。

この行動規範及びアンチハラスメントポリシーはサークル参加者、一般参加者、スポンサー、スタッフも含めた、技術書典のすべての参加者に適用されます。

みなさんのご協力が、これからの技術書典をより良いものにしていきます。文化や考え方、習慣は個々人で異なることを前提とした上で、「技術書典がどんな気持ちで何を大切にしているか」をご理解いただき、これらを技術書典に参加される際の判断や行動のよりどころとしていただければと思います。

規約、ポリシーを見やすく一箇所に集めています。契約そのものの確認、ポリシーや参加者相互の理解に役立つよう、簡単な説明もあります。

併せてこちらも参照してください。

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