技術書典 Web担当 vvakame です。
前回に引き続き、今回もかんたん後払いシステムを提供します!
TL;DR
- Androidの他に、iOS版も提供します
- サークル参加者はアプリの他に頒布物支払い状況ページでも頒布状況を確認できます
- 購入者は購入代金をイベント翌日以降、PayPalまたはStripeで決済できます
- サークル参加者は売上代金をイベント翌日(予定)に銀行振込で受け取れます
- オープンβです。不具合があるかもしれないので広い心で使ってください
- 代わりに手数料は全て無料です(良さそうなら有料化されて継続運用されます)
- バンバン使ってね!
- 前回の利用実績はこちら
システム概要
主な仕様を解説します。
- 後払いの決済システムを提供します。
- 購入者は専用アプリを使ってQRコードを読み、支払いを行うことができます。
- サークル参加者は購入されたものの一覧を見ることができます。
- 上で説明されたアプリ内で確認できます。
- 頒布物支払い状況ページでも確認できます。
- 購入のキャンセルは、購入が行われてから5分以内であれば、サークル参加者側に限り可能です。
- 購入者からのキャンセル操作はできないため、サークル参加者側に依頼しキャンセルしてもらってください。
- 技術書典運営へのキャンセルについてのお問い合わせは、基本的にはサークル参加者側からのみ受け付けます。
- サークル参加者側は必ずアプリの設定を済ませた端末を持参してください!!
- システム利用料について。
- 今回はゼロで提供させていただきます。
- 購入者のPayPalまたはStripeの決済手数料は運営負担となります。
- サークル参加者への振込手数料は運営負担となります。
- 購入者は購入代金をイベント翌日以降、MyPage上でPayPalまたはStripeで決済できます。
- サークル参加者は売上代金をイベント翌日に銀行振込で受け取れます。
- 利用数が少ないと次回以降なくなると思うので大いに利用してほしい!と考えています。
- 仕様は今後調整する可能性があります。
利用の前提条件
次の条件を満たしている必要があります。
- 購入者
- 技術書典Webサイトでアカウントを作成する。
- アプリ上でログインを行う。
- メールアドレス・パスワードでのログインのみです。
- SNSによるログインは利用できません(ごめんなさい)。
- アプリ上で電話番号を登録する。
- 海外の電話番号からSMSで認証用の番号が送られます。
- アプリの操作からSMSの到着まで、かなり時間にブレ(一瞬〜10分レベル)があります。
- 事前に登録を済ませ、当日会場からの挑戦は避けたほうがよいかもしれません。
- 気長に操作してください…。
- サークル参加者
- サークル情報編集画面で、技術書典かんたん後払いサービス利用規約を読み、同意する。
- 2018年4月15日に改訂しました。
- サークル情報編集画面で、売上の支払いを受ける方法を登録する。
- 銀行振込
- ※ 郵便為替による支払いは廃止されました
- 頒布情報の登録を行う。
- 頒布情報の編集画面で決済用QRコードを得る。
- QRコードを生成・閲覧可能なのはサークルオーナーだけです。
- QRコードは頒布物に対して一意に割り振られ、複数回の決済に対して使い回しが可能です。
- 紙に印刷、またはスマホなどのディスプレーに表示しっぱなしでの運用を想定しています。
- サークル情報編集画面で、技術書典かんたん後払いサービス利用規約を読み、同意する。
アプリの使い方の説明
iOS版をベースに説明します。
Android版の画面構成と処理のフローはほぼ一緒です。
購入者
初回購入時のフローに従って解説していきます。
ログイン画面
技術書典Webサイトのアカウントでログインします。
![ログイン画面](/images/2018-04-15-payment/ios-01-splashscreen.png)
ホーム画面
わかりやすさが重視されたホーム画面です。
前回に比べて1画面に機能が収まりわかりやすくなりました。
![ホーム画面](/images/2018-04-15-payment/ios-02-home.png)
電話番号確認
初めて購入しようとした時、代金収納の都合上、電話番号の提供をお願いします。
認証コードを要求してから、実際に端末にSMSが届くまでに時間差がある場合があります。
焦らず気長に操作してもらえると嬉しいです。
![電話番号入力画面](/images/2018-04-15-payment/ios-03-input-phonenumber.png)
![確認コード入力画面](/images/2018-04-15-payment/ios-04-input-verifycode.png)
頒布物購入
QRコードをスキャンして内容を確認して購入したら終わりです。
サークルさんと意思疎通しやすいよう、シェアコードという名目で、動物のemojiを表示しています。
「クジラが出ました」「クジラでしたね」みたいな会話をしてください。
これを話しかけるチャンスとして、聞きたいことがあったらついでに聞いてみてください。
購入のキャンセルはサークル側からしかできないので気をつけてください。
![QRコード読み取り画面](/images/2018-04-15-payment/ios-05-capture-qr.png)
![購入品目確認画面](/images/2018-04-15-payment/ios-06-confirm.png)
![購入結果画面](/images/2018-04-15-payment/ios-07-buyer-result.png)
購入品目一覧画面
買ったもの一覧を確認することができます。
理性は一旦脇においておきましょう。
![購入したもの一覧画面](/images/2018-04-15-payment/ios-08-buyer-list.png)
イベント後の支払い
後日、技術書典公式WebサイトのMyPage上でお支払が可能になります。
![PayPal or Stripeで支払い](/images/2018-04-15-payment/web-09-payment-later.png)
サークル参加者
サークル参加者の初回頒布までのフローを説明していきます。
当日、購入のキャンセル操作を行うために、かならず設定済アプリ or 公式Webにログイン可能な端末を持参してください。
支払い方法の設定
サークルの情報編集画面に支払い方法設定のパネルが追加されています。
システム利用規約に同意の上、支払い方法を設定してください。
銀行口座振込が選択可能です。
![支払い方法の設定](/images/2018-04-15-payment/web-10-payment-type.png)
郵便為替は利用者数がかなり少なかったのと、運営側のオペレーションコストがかなり高いので廃止しました。
頒布物のQRコードの取得
頒布物編集画面に、押すと展開するQRコード表示欄があります。
このQRコードを保存し、利用してください。
QRコードの画像はサークルのオーナーしか生成できない仕様なので、直接のリンクは避けてください。
また、SNSなどで広い範囲にシェアすると購入者からキャンセルはできない仕様上、トラブルが発生すると思われますのでこれを避けてください。
![QRコードの取得](/images/2018-04-15-payment/web-11-product-qr.png)
頒布したもの一覧画面
頒布したもの一覧画面では、最近購入された順に決済のログが表示されます。
シェアコードなどを活用して、購入してくれた人とコミュニケーションを取ってください。
裏の実装はFirebase Realtime DBなので自動的に表示内容が更新されていきます。
各決済右上のメニューから、取引のキャンセルの操作ができます。
キャンセルの操作ができるのは、決済が行われてから5分間です。
(キャンセル可能時間は、当日の運用上変更する可能性があります。)
![頒布したもの一覧](/images/2018-04-15-payment/ios-10-distributor-list.png)
スマホ用の予備バッテリーの準備を忘れずに!
予行演習
さて、当日いきなり購入の操作を試すのは不安だと思います。
そこで、開催期間外でも購入可能な練習用の頒布物を用意しました。
実際に何かがもらえるわけではないですが、動作確認用にご利用ください。
![購入練習用QRコード](/images/2018-04-15-payment/trial-qr.png)
その他
- サークル参加者側への代金支払は、購入者からの入金を待たずにすみやかに行うよう計画しています。
- とはいえ人力での作業になるので多少遅滞が生じるものと思われます。
- 本システム以外の決済サービスを排除する意図はありません。
- 使ってみたいものを使ってみましょう。
- 前回の利用実績はこちら
- サークル参加者側について
- 前回配布した、はがきサイズのQRコード印刷済POPスタンドを今回も配布する計画です。
- 念のためご自身でもQRコードを印刷したものを用意してくることをおすすめします。
- 頒布物情報の
技術書典での頒布は初めて
チェックボックスは運営のデータ上かなり重要なので、付け忘れの無いように今一度確認お願いします。 - サークル参加者側オペレーションのTips。
- 前回の経験上、処理完了後に自分の端末で結果を確認するのは省いてもよいかもしれません。
- 購入してくれた人の端末上の処理完了画面を見せてもらうのでも十分かも。
- よりセキュアなのは自分の端末でも確認する方法なので、スループットと天秤にかけて調節してみてください。
- 前回配布した、はがきサイズのQRコード印刷済POPスタンドを今回も配布する計画です。
- システム製造担当者を簡単に紹介しておきます。
- API製造 @vvakame
- Androidアプリ製造 @teshi04
- iOSアプリ製造 @Nkzn
- Web UI整備 @mstssk