新春お年玉プレゼント!買ってツイってもっと読む!

技術書典Web担当の @vvakame です。

11月のファンミーティングで「年末年始だし、沢山ファンに届いてほしいから出展者の書籍購入でお年玉プレゼント企画やりたい!」と言っていましたが、ちょっと形を変えてなんとか形にできました。
この記事ではその詳細を発表します!

プレゼント内容

1日最大10人×12日間、お年玉プレゼントとしてAmazonギフト券1000円分をプレゼントします!
技術書典10の開催期間中に、技術書典オンラインマーケットで本を買って、それをツイートしてくれた人が対象です。購入書籍は新刊に限らず、技術書典オンラインマーケットで購入できる全ての本が対象となります。
当選したら技術書典公式アカウントが引用RTでお知らせします!
当選した方には技術書典に登録のメールアドレスを宛先としてAmazonギフト券をお送りします。
技術書典ではAmazon Payにも対応しています。手に入れたギフト券でさらなる技術書を買い付けましょう!

技術書典10で本を買ってお年玉をもらおう!

参加方法

  1. 技術書典マーケットで本を購入する
  2. 購入後画面から購入ツイートをする
  3. もしよかったら技術書典公式アカウントもフォローしてみてください(必須ではありませんが、当落の通知を行うのでフォローしておくのがお勧めです)

これだけです!

当選の通知は、その日(たとえば27日0:00から23:59の間)に行われた購入について、翌日を目安に抽選し引用RTで行います。
引用RTを行ったのち、技術書典に登録のメールアドレスを宛先としてAmazonギフト券をお送りします。
もし2日経ってもメールが送られてこない場合、迷惑メールなどに入ってしまっていないか確認の後、当選を知らせる引用RTのURLを添えて運営事務局までお問い合わせください。

いくつか注意事項があります。

購入ツイート中の #技術書典お年玉コード:xxxxxxxxxxxxxxxx 部分は購入ごとに異なる) 部分は編集せずにツイートしてください。
プレゼント応募のツイートは公開され、運営側から発見できる状態になっている必要があります(鍵アカウントは不可)。
お年玉コードの発行は有料の本にのみ発行され、無料本は対象外となります。
うっかり購入後画面でツイートをせずに、画面を閉じたり別のページに移動してしまった場合は救済できません。ごめんなさい。

できれば、その本のどこに惹かれて買おうと思ったのかも書き添えて、より多くの人が、多くの本を手にとって読みたくなるよう、みんなで一緒に盛り上げてください!
よろしくおねがいします。

また、やむにやまれぬ事情により企画に変更がある場合、この記事の更新と技術書典公式アカウントからのツイートでお知らせいたします。


ここから運営裏話です。

運営の一味、今回みんな原稿ピンチでした。
師走なのでやることが…やることがおおい…。
そのうえ原稿もある…運営もある…というなかで、22日に私、気が付きました。
お年玉プレゼント、やるって言ったけど忘れてない…?
これはもしかして自分が企画して進めないといけないのでは…?

決済システムに安易に手を入れるのは事故の元です。
ただ、その場で抽選が行われないと遊び心に欠ける…。
というわけで、一旦ツイートを応募ということにしてもらい、我々が裏で毎日必死に抽選と発表をする!という方針です。

お年玉コードは適当に生成!
ツイートはIFTTTでSlackに流してあとは気合!
あとは気合!
予算を心配して震えるのは辛いので当選人数と額面を固定させてください!

という仕様で見切り発車です。
事故りませんように…!!
Twitter以外のSNSのほうが好きな人すみません…。

技術書典9 オンラインマーケット利用サーベイ

技術書典 主宰 @mhidaka です。
技術書典10(2020/12/26〜2021/01/06)の開催にあわせて、技術書典9のオンラインマーケット販売に関する調査を公開します。

技術書典とは

技術書典とは技術書のイベントで、広く技術のことについて知れるお祭りです。
技術書典は、いろんな技術の普及を手伝いたいとの想いではじまりました。

2020年の技術書典は新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、いずれもオンライン開催となりました。以前は池袋サンシャインシティを借りてのリアル開催でしたが、2021年以降はオンラインとリアルの長所をミックスした同時開催を予定しています。

技術書典9開催情報(振り返り)

第9回の技術書典はインターネット上のオンラインマーケットという形で開催しました。新型コロナウイルス感染症の影響もあり外出が難しい時期であることから、どなたでも来場でき安心して利用いただけることを目指しました。

会期を通じた購入者数は9,100人、頒布総数は43,000部です。

第9回 技術書典
期間:2020年9月12日(土)~2020年9月22日(日)
場所:技術書典オンラインマーケット
サークル参加:約340サークル
購入者:9,100人

購入者数は有料・無料を問わず、書籍を手にした技術書典アカウント9,100人です。カウントはオンラインマーケットの販売情報から統計情報を取得しました。期せずしてインターネットでの開催となったことで分析対象が100%です。以前は、かんたん後払いというシステムで流通量の20%をカバーし、出展者アンケート結果と整合性チェックすることで統計値を算出していました。今回のマーケットサーベイは完璧な数字を得ていますが、外れ値の除去等を行っていますので細かい数字はばらつきがでるケースがあります。

会場環境

2020年3月の応援祭に続き、2回目のオンライン開催です。販売促進のための取り組み、Amazon Pay対応など機能面でもブラッシュアップや挑戦の多いイベントとなりました。

  • オンラインマーケットでの開催
  • 電子書籍をダウンロードできる本棚機能
  • 書籍内容の全文検索の提供
  • 購買統計を活用した推薦機能の提供
  • 通販の取り扱い刷新
  • 書籍紹介を行うライブ配信

技術書典9では電子書籍に加えて紙の書籍も取り扱っています。出展者の保有する紙の書籍を事務局に送付してもらい、会期終了後にまとめて送付する通販を実施しました。

オンラインマーケットで提供している全文検索は書籍を解析し、ページ全文を検索できる専用のシステムです。推薦機能は購買情報から合わせ買いをお勧めする類書発見のためのシステムで、こちらも専用に開発しました。また技術書典9にあたって次の日程でライブ配信を生放送しました。

これらのキャンペーンは販売促進を目的に書籍の紹介、オンラインマーケットの使い方解説などPRしています。技術書の紹介が好評でチャンネル登録者数は1000名弱を獲得しました。

出展費用について

技術書典9の参加費は無料ですが、イベント期間中の販売手数料を20%としました。ただし売上金額が20万円を超えるまでは、販売手数料は0%で提供しています(技術書典10では0%適用の条件が異なります)。

今年は新型コロナウイルスの影響もあり、イベント数が激減していることからも出展者支援を目的に手数料の無料枠を設けました。20万円という数字は前回の応援祭の統計情報をもとに十分大きな値となるよう調整、決定しました(参考情報として技術書典 応援祭の出展サークルの書籍の頒布は平均値:85冊、中央値:36冊です)。

平均的な出展者は技術書典オンラインマーケットでのイベント3回分程度、無料で楽しんでもらえる設計です。詳しい方は気づくかもしれませんので書き添えるとクレジットカードなどの決済にかかる費用は販売金額の8~12%程度です(書籍が500円の場合、決済手数料として3.6%+40円、金額に対して11.6%を決済プロバイダへ支払います)。この費用およびホスティング費用など運営にかかる人件費等は事務局が負担しています。

筆者注:黒字化したらいいなとは思いますが、まずはオンラインのように形を変えても技術書をファンに届け続ける継続性を念頭にこうなりました。新しいことを始めるとき、だれもが大変なはずですので出展を支援したいと考えての決定でした。運営儲かってくれ~ってなったひとへは、いつかお願いするかもしれません。今はオンラインマーケットを使ってください!購入を通じて出展者へ還元できることがコミュニティや技術を育てることへの、なによりの贈り物だと思います。またリアルやオンラインイベントで一緒に盛り上がろうね!

振り返りレポート

ウェブ上には参加者による来場レポートなどがあります。さがしてみてください。以下はこれまでの技術書典のアンケート結果です。たくさんになってきました。あわせてどうぞ。

本の対象範囲

技術書とは、「ITや機械工作とその周辺領域について書いた本」を指します。ソフトウェア、ハードウェア、開発環境、コンピュータサイエンスからその他科学・工学全般などのジャンルを対象としています。たとえばプログラミング解説書のように現存する技術要素の解説を行うもの、架空の工学、未知の科学技術なども対象です。また作ってみた、やってみた、など体験談や考察、上記のジャンルに付帯した開発効率を高める方法のようなライフスタイル、実体験も歓迎します。自分の積み重ねてきたマニアックな技術や成果、ノウハウを詳細に書き記し世に広めたいとは思いませんか?

技術書典はハード、ソフト、機械、科学、組織、エンジニアリングに関わるライフスタイルや考察、その他これらの応用分野、教育など技術ジャンルを問わず「技術」をテーマにしたお祭りです。たとえばTechBoosterは主にソフトウェア、あとハードウェアをチョットデキル感じです。

サーベイを通じて

マーケットサーベイは頒布部数を競う目的で公開しているものではありません。技術的な創作活動と向き合うための参考資料として提供しています。

技術書典への参加目的は出展者、一般参加者、いずれも動機は自由であるべきだと考えています(そのために、お互いを尊重する行動規範やアンチハラスメントポリシーがあります)。広く技術を届けたいという想いからたくさんの本を用意する人や、初めてでどのような場である基準がわからない人の不安を解消したいと考え、調査結果・分析の数値は客観的事実に基づくように細心の注意を払って確認し公開しています。

我々は、どなたにも技術書典というお祭りを楽しんでほしいと考えています。活動経験の有無や誰かの価値観を基準に評価することは望んでいません。個々人の充実感、達成感、価値観を基準として分析を活用してください。

これらの分析を新しい挑戦をする参考指標としたり、自らの表現の幅や知識的探究を深めるために利用したり、興味本位でやってみた!推したい!俺より強いやつに会いたい!でも大丈夫です。技術が面白いと感じる方向へ突き進んでいただけると嬉しいです。

また新型コロナウイルス感染症の影響化における数少ないイベント開催の資料としてこの記事が後世に残ることを期待しています。

マーケットサーベイ(まとめ)

マーケットサーベイは、技術をたくさんのひとへ伝えられたかという指標としての頒布数、価値を感じてもらえるか創作活動を支えることができているかという指標としての流通金額を中心に集計しています。もちろん出展や頒布を支えるのは技術や創作が楽しいという気持ちです。そのためマーケットサーベイがすべてを計測できているとは考えていません。創作活動を支え、円滑な運営を行うために数字での表現ができる部分を可視化し、マーケットの状態を把握しようという試みです。

購入トランザクションを統計処理した結果からは期間中の全サークルの頒布は43,000部、購入者一人あたりで4.7冊の流通量とわかりました。内訳は次のとおりです。

  • 頒布部数:43,000部
    • うち紙の書籍:5,500部
    • うち電子書籍:37,500部
    • 出展:約340サークル
  • 購入者数:9,100人
    • 平均購入:4.7冊
    • 紙の書籍:平均1,250円
    • 電子書籍:平均880円

平均単価の計算には無料配布分を含んでいません(有償配布のみが集計対象です)。オンラインマーケットでは全体の87%が電子版の購入です。購入者数は前回のオンライン開催に比べて1.5倍と急激に増加している点が特徴です。

前回との比較

2020年3月の技術書典 応援祭と2020年技術書典9は同じオンライン開催ですので、この2回分を比較しました(第7回までの技術書典はオフライン開催ですので直接比較の対象にはしていません)。

応援祭と技術書典9の比較

オンラインマーケットの会期は応援祭が約30日間、技術書典9が12日間とそれぞれ異なっています。前回から参加者数が150%、頒布数が140%増加している事実が確認できました。過去の実施経験から参加者数に比例して頒布部数も伸びることがわかっていましたがオンラインマーケットでも似た傾向があると確認できました。

書籍の内訳については応援祭では紙面が5%、電子書籍が95%でした。技術書典9では紙面が13%、電子書籍が87%に変化しています。これは送料負担の仕組みを購入者(400円)から出展者負担(1冊100円)へ変更したことや発送を会期後の一括送付として受け取りの手間を省いたことなど改善の取り組みが体験向上につながったと推測しています。

紙の書籍単体でみても流通量は前回比で3倍程度に増加しています。全体の流通量の上昇率に比べても2倍程度の著しい増加です。送料の負担変更および即時送付から会期後の一括送付への変更など受け取りの手間という購入者のペインポイントを排除できたこと、購入直後に電子書籍が読める体験設計が奏功し、受け入れらました。

出展の傾向は紙の書籍があるほうが頒布数が伸びる(紙が欲しい人と電子が欲しい人の両方にリーチできる)ことがわかっています。一方、電子書籍の平均単価も880円と低くないことから知識に対して価値を感じているという技術書らしい側面が読み取れます。

書籍の統計

技術書典9で頒布された書籍は1200品種です。新刊と既刊の内訳は次のとおりです。

  • 新刊:300品種(25%)
  • 既刊:900品種(75%)

出展者は技術書典 応援祭を経験していたこともあり、新刊の比率が低減し、全体的に品種が増えています。オンラインマーケットでは出展者ごとに品種がストックしていくため(電子書籍は在庫等の概念がないため)この傾向は今後も同様と考えています。出展参加は約340サークルですのでほぼ1サークルにつき1冊弱の新刊を用意していました。

全頒布部数43,000部に対するそれぞれの比率も紹介します。

  • 新刊:24,000部(56%)
  • 既刊:19,000部(44%)

新刊の定義は2020年4月以降の発行日としました。例外はあるものの最新情報が好まれる傾向にあります(書籍次第では上記に当てはまらない傾向の書籍もありました)。

これまでのイベントどおり新刊が好まれるというのは間違いなさそうです。技術書典9では規模が1.5倍に拡大している点からもファンの新規流入が多い状態といえます。この様な状況では既刊でも頒布数が伸びる傾向があります。より詳しい分析のためには書籍の発行日での分類ではなく、オンラインマーケット登録日での分類や動向にも注目する必要がありそうです。

出展の統計

出展者が技術書典9の開催中に得た総売上金額は2,750万円です。新刊・既刊の構成比率は次の通りです。

  • 新刊:1,850万円
  • 既刊:900万円

技術書典9に参加した約340出展の頒布数、売上高についても平均値・中央値を算出しました。

  • 頒布部数(出展)
    • 平均値:130冊
    • 中央値:54冊
  • 売上高(出展)
    • 平均値:80,000円
    • 中央値:34,000円

無料での配布のみの出展者、オンラインマーケットで書籍を1冊も販売していない(いわゆる出展申し込みのみの活動実績の伴わなかった)出展者は除外しています。

出展者ごとの統計では頒布傾向は濃淡があることがわかっているため5段階ヒストグラムで出展ごとに調査しました。横軸に頒布数を取り(1,51]、(51,101]、(101,151]、(151-200]、(200,<]の5つのグループで分類し、縦軸に出展数を積み上げています。

出展の傾向(5段階ヒストグラム)

こちらのヒストグラムでは頒布実績がない0冊のケースとサンプル数が少ないプロット1000冊を超える大規模なケースを割愛しています。統計の作成に際して利用した頒布者数は、オンラインマーケットの実数を集計しているので実需と一致しています。

出展の傾向把握とあわせて過去実績(前回の応援祭)とサークルごとの頒布数、売上高を比較したところ、概ね30%~40%向上を確認できました。

出展者ごとの比較

向上の背景には技術書典9の購入者数が9,100人と1.5倍の規模であったこと、紙の書籍の平均単価が1,250円と上昇傾向かつ通販ボリュームが3倍に伸びたことが要因だと考えています。紙の書籍を取り扱っている出展者ほど売上高が伸びた傾向も影響があったと推測しています。

技術書典9の開催時期(2020年9月)にはオンラインイベントの認知が進んでいた点、新規ファンが流入した点、そして紙の書籍や電子書籍など好きな媒体で技術書を読みたいというニーズへのマッチ、技術を楽しみたい・応援したいという盛り上がりが後押ししたのかも知れません。

売上高の内訳

出展する立場ではファンへ技術を届けるのに新刊・既刊がどの程度の寄与するのか気になるところだと思います。売上の内訳も追加調査しました。

  • 有償で頒布された新刊

    • 220品種
    • 平均値:85,000円
    • 中央値:39,000円
  • 有償で頒布された既刊

    • 680品種
    • 平均値:12,000円
    • 中央値:6,500円

新刊の平均値・中央値とも出展平均・出展中央値を超えています。内訳を見ると出展単位と異なる傾向ですが、これは新刊を頒布した出展者と既刊のみの出展者での差が大きいことを示しています。特に既刊はオンラインマーケットとなったことが影響し、イベント回数を重ねるごとに品種が増加しています。このような背景から中央値は下降傾向です。

今後、開催を重ねると発掘が徐々に難しくなる可能性があったため、より詳しい調査をしてみたところ複数の要因が影響していそうです。大抵の出展者は、新刊を用意した際にPRを頑張るが、既刊のみのときは気後れしてPRが少なくなる傾向があります。オンライン開催の場合、ソーシャルメディアでのPRがファンの流入に直結しやすく(実際にTwitterなどでの発信数に比例する傾向にあります)、その結果、既刊だからと発信が少なくなると頒布傾向にデバフ(マイナス効果)がかかると推測しています。PRがうまく流入量が多い出展では既刊だけであっても上記とは異なる傾向(新刊に近い頒布となる)がでているため引き続き検証していくと共に個人のテクニックに依存しないマーケット設計(アイデアの実装)をしていく必要性を感じています。

技術書典9では技術書典アワードのようなピックアップや特集が一定の成果を出しつつあるので、これらが解決策になるか今後も継続して改善していきたいポイントです。

出展者へのサポート

技術書典では初めての人向けのサポートを充実していきたいと考えており、初心者向けの技術書の制作、執筆勉強会を定期的に開催しています。

メンバーになると、勉強会の開催時に通知が届きます。技術書典ならではの工夫、編集や出版のサポートを目的とした場所です。技術書執筆に際しての相談や添削が受けられます。

主宰雑感

ここからさきは主宰雑感コーナーです(急ぐ場合は、まとめまで読み飛ばしても問題ありません)。

技術書典ではマーケットサーベイ作成にあたり、さまざまな仮説と検証をしています。ここは機械学習エンジニアとデータ解析のプロが担当してくれているパートです。因果を証明するに至らなかった仮説が山程あるのですが、そのなかでも面白かったものを紹介して供養とします。本来、棄却された仮説というものは仮説の因果が証明できなかっただけなので鵜呑みは厳禁です。雑感を通じて見えないところも色々調べてるんだな、と感じて貰えればうれしいです。

仮説1.参加回数が多いほど頒布に有利である: 棄却

もともとの直感として参加回数が多い出展者ほど知名度がでてきて固定ファンを獲得しているだろう=頒布数に固定のボリュームが見込めるので結果的に有利に働いてるのではという検証アイデアがありました。そこで技術書典への参加回数と頒布数に因果があるかを検証してみました。なお固定ファンの定義は「これまでに同一出展者から2冊以上購入しているファン」としています。

調査の結果、因果は証明できませんでした。参加回数は要因としては小さく、別の要因で頒布数が導かれている可能性が高いと判断するに至っています。出展者の規模や継続参加というアクションは固定ファン獲得にそこまで影響してなさそう(固定ファンそのものはキチンと存在しているのですが回数には非依存で内容やシリーズに依存があるのかもねということ)です。

ここからわかることは長期的に人気がある出展者は必ずしも固定ファンに支えられているわけではなく頒布の戦略として新規購入者も取り込めるPRや技術書づくりを行うことが大事そうです。

これはシリーズ物を除くと技術書の内容とかジャンルとか全く別の要素が頒布の支配的な要素であろう、多分…わからんけど…。みたいな考えです。仮説では結果をみて怪しいなと感じるときがあります。今回も追加の制約として同じくらいの頒布部数の出展同士で、ユニークなファン数(初めて購入してくれたファン)を比較して差がでるかを検証(参加回数が多いサークルほどユニークなファンが少なく固定ファンに支えられる形になるのでは?を検証)したのですが、やはりこれも棄却されてしまいました。

ちなみに技術書典特有の面白い傾向として開催ごとの新規出展者は25%程度もいます。新しい人々がコミュニティに参加してくれている傾向があるわけですが、このような状況ではベテランと新人という関係が成立せず、ある種未成熟かつ成長途中のイベントゆえの健全性があるのかもしれません。

これらの検証は良し悪しを判断するというより、特徴があるという事実に基づいて技術の普及やファンとのリレーション構築に効果的なアプローチを探す主旨で頑張って調べています。それでは次の仮説にいきましょう。

仮説2.頒布する品種が多いほど、まとめ買いしてもらえる: 棄却

オンラインマーケットでのファンの平均購入は5冊弱ですので、複数の書籍をゲットしている内訳は出展単位(=技術や著者のファンである)かもね、という観点で調査しました。現在のところ結果は棄却されています。もちろん頒布している品種が多いほど購入されている傾向はありましたが、おもったより全然、強くありませんでした。ファンのみなさんは好きな本を好きなように買っています(人間のもつ嗜好にあわせた自動分類や推薦がいかに難しいかがわかりますね)。

なお技術書典では「買い物かご」という概念がありません。そのかわりすぐに買えるボタンのみがあります。なぜかというと書籍の購買というのは他のプロダクトと異なり、ほとんど1点買いである傾向があるためです。もちろん濃淡がありますが利用シーンはオンラインマーケットを開いてじっくり眺めて吟味するより、飛び込んで気になる本をすっと買って離脱する、また来て同じ行動を取るファンが多いという状況です。このような状況では買い物かごを用意しても、いわゆる「カゴ落ち」による購入からの離脱リスクが相当に高く、積極的に採用する合理的試算を導くに至っていません。

たとえば技術書典9でうまれた「会期後のまとめて発送」はカゴ落ちの課題を解決しつつ、技術をファンにリーチするアイデアとして生まれたものです。今回の検証も、まとめて買うボタンあると嬉しいのでは?と思って調べてみたのですが、現時点では実装コストをペイするだけの効果は得られなさそうという結果で終わりました。くじけずに次の仮説にいきましょう。

仮説3.おすすめ機能は特定の出展者へ有利に働く: 棄却

今回の仮説は前述のような背景で「おすすめ」機能がどのような利用傾向にあるかを調査したものです。運営の提供するおすすめ機能は気になる技術書をゲットしにきたファンに対して、類似の書籍を提示することで買い周り(興味のある技術書をファンに届けられるよね!)という発想で提供しています。コンバージョンもよくそこそこ使われていて嬉しいのですが機能の性質上、特定ジャンルに特化した出展者がたくさんの品種を頒布していれば自然とおすすめされやすくなり、強く推薦される結果になっているのでは?と疑問がでてきたので仮説をたててみました。

ファンのオンラインマーケット購買動向から結果を確認したところ仮説は棄却されました。かなり公平に購入されていることがわかりました(もちろん特定の技術分野に1出展者しかいない、、、みたいなニッチが強いケースがあるので、あくまで統計的にみたときに違和感がある特異点が検出されなかったというだけです)。

技術書典では面白い傾向に、ニッチが受け入れられる(なぜか爆発的ともいえる頒布を記録することが多い)というのがあります。たぶん業務で使わなくても技術的な面白さをファンが楽しんでくれている、読者層の審美眼が面白さ重視…みたいなのがあるとおもいます。主催自身も技術的探求が垣間見える本は大好物です。知らないジャンルであっても目がとまってしまいます。実益とは別ですね。このような広く技術的探求を受け入れる傾向もとても好ましく感じています。

今回は3つの棄却された仮説を取り上げて解説しました。日々、技術の普及とリレーションシップ構築を目的に調査しています。また機会があれば紹介します。

まとめ

第9回 技術書典はオンライン開催となりました。2020年3月開催の応援祭では技術書典7や8の規模に対しておおよそ半分の開催規模と実績でしたが、技術書典9での出展傾向を見ると(出展者視点では)技術書典7と同等の頒布・売上高となりました。実績が応援祭に比べて140~150%の結果だったことは主催としては想定以上の伸びです。紙の書籍も流通量にして3倍に向上して受け入れられています。ささやかながら印刷所支援や出展支援ができたのであれば嬉しい限りです。

新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みるとオフライン開催の難しさは続きそうですが、2021年はオフライン開催も含めて計画を練っています。技術書典の将来像ではオンラインマーケットの長所とオフライン開催の長所どちらも取り込んだ新しい運営形態を目指すことになります。

今回のマーケットサーベイからは明るい話題・おもしろい発見もありました。遠隔地からの参加が増えていること(地理的制約からの開放)、オンラインマーケットで技術書を買った購入者の8割程度が初参加です。他方で、出展者数はオフライン開催に及びません。現地での化学反応的な面白さ、体験は代えがたいものがあります。オンラインマーケットを活用した購入ハードルの低さと合わせて、どちらの魅力も取り込みたいと考えています。

我々はテクノロジーを活用することで今まで以上に幅広いファンへ技術を届けたいと考えています。環境の変化もあり現時点では足りない機能・パーツも多いのは偽らざる現実ですが、いつもの技術書典らしく新しいチャレンジのなかで解決できればと考えています。

技術の普及とリレーションシップの構築を目指して、お祭りとしてイベントを開催していきます。出展者がもつ技術への探究心・知識欲、それらを支える情熱を詰め込んだ技術書を大切にし、技術の普及を手助けしていきます。ファンと技術を繋いでお祭りが大きくなっていければ素晴らしいことです。

2020年を振り返ると最適な解は主催にもわからないシーンが多いというのが正直な気持ちです。急にオンラインマーケットができたり、突然に発送システムが変わったり、予期しない変化がこの先も待ち受けてるかもしれません。ファンのみなさんへも多くの寛容と変化への追従をお願いすることがあると感じています。回を重ね、改善を繰り返して課題を乗り越え、技術書典が受け入れられる分野・内容が広くなり、新しい技術を伝道し、技術を支えるコミュニティに発展していくことを願っています。

イベントごとに発表する新規施策は、リスクがあるチャレンジにみえるときもあるでしょう。前述ような仮説検証を通じた妥当性の検証やマーケットサーベイから導出した取り組みなど、運営の様子を知ってもらうとオンラインの距離感をより近く感じてもらえ、理解度も変わるのではと考えています。

最近ではYouTubeなどオンラインでも対話できるチャンネルを開設しました。またDiscordのような即座に反応できるチャットサポートも用意しています。オンラインだからと距離感が遠くなるのは望んでいません。もっとこうだったら良いなという気持ちはぜひ運営に直接伝えてください。

技術書典は、皆さんの技術への思いと相互の協力に支えられています。多くの取り組みと失敗を通じて、技術との出会いの場を維持していきます。技術のお祭りを一緒に作っていきましょう。出展者もますます多様になり、いろんなニッチを受け入れていきたいと思っています。誰でも技術を楽しんでいただけるようアンチハラスメントポリシーなどの整備を進めていきます。

きっと技術書典10も、2021年の技術書典も、まだまだ変化が続きます。毎回、新しい技術書典が生まれてくる姿だと感じて一緒に苦労して失敗や頒布の体験を楽しんでもらえると助かります。変化を許容し、これまで以上に面白い場となることを願っています。

技術書典10は12月26日から!

技術書典10は12月26日(土曜日)に開催します!もし、情報を取りこぼしたくないというかたはTwitterをフォローいただくか、Webサイトよりユーザ登録をしてください。

【追記あり】技術書典10 宅配搬入・後から印刷のお知らせ

📚2021年1月6日 追記

「QRコード付き送り状」のダウンロード方法、および送付先についての情報を追記しました。詳しくは、下へスクロールして「方法3:自宅や印刷所から宅急便で送る」をご確認ください。

また、ダイレクト入庫の申し込みフォームも公開しました。詳しくは、下へスクロールして「売れ残った在庫はダイレクト入庫できます」をご確認ください。


こんにちは、技術書典のお知らせ担当 @mochikoAsTechです。

年末年始に開催する技術書典10@技術書典オンラインマーケットの宅配搬入、および「後から印刷」についてのお知らせです。今回の技術書典10でも、みんなが大好きな「紙の本」を取り扱います!

紙の本は、購入者は送料無料です!12月26日に技術書典オンラインマーケットに来て、気になる本をびしばし購入してください。

技術書典10では紙の本と電子本、どっちも販売できるの?

はい。技術書典10で可能な販売形態は、前回の技術書典9と同じく「電子版」および「電子+紙セット」です。製本書籍単体での頒布はできません。また「電子+紙セット」の販売を行う場合、電子書籍と紙の書籍は同一書籍である必要があります。電子書籍を一部抜粋版やダミーデータにしての販売はできません。

書籍は無償/有償を問わず販売可能ですが、有償での販売は最低価格500円となります。

紙の本はいつ、どこに送ればいいの?

販売する紙の本を、技術書典運営事務局の倉庫へ送る方法は3つあります。

方法1:「後から印刷」で受注生産する

「後から印刷」は、技術書典10の終了後、2021年1月7日に入稿可能な完全受注生産プランです。

たとえば技術書典10の期間中に、「紙+電子版セット」が222冊売れた場合を考えます。なんと期間終了後に印刷の手配を行えます。著者が愛でる分、お世話になった人へ渡す分も含めて230冊を発注したとしましょう。このとき印刷所から技術書典運営事務局へ直接入庫されます(とりいそぎ著者のお手元に1冊お届けします)。販売数量を差し引いた余った部数は着払いで自宅送付またはダイレクト入庫できます(予定)。

サークルの皆さんは印刷所と直接、入稿データやお金をやりとりする必要はありません。入稿データやお金を受け取る窓口は、一括で技術書典運営事務局となります。

「後から印刷」の詳しい価格表は、追って技術書典サイト等でお知らせしますが、おおよそ印刷所に頼む通常価格の10%オフ程度となる見込みです。

技術書典10 「後から印刷」の入稿/価格のお知らせにて価格表を公開しています。

何冊刷ろう?と部数を悩まなくて済むことと、期間中に在庫切れにならないのがメリットです!

「需要があるなら紙の本も出したいけど、欲しい人ほんとにいるのかな?売れ残った在庫を抱えて途方に暮れるのは嫌だ…!」と迷っていた方は、ぜひ「後から印刷」をご利用ください。(「後から印刷」は裏側では日光企画さまにご協力いただいています)

方法2:バックアップ印刷所から送る

バックアップ印刷所(日光企画・ねこのしっぽ)で、冊数を指定して発注する方法です。「後から印刷」とは異なり、バックアップ印刷所が指定した入稿〆切がそれぞれ適用されます。そのため入稿の〆切は「後から印刷」よりも早くなりますが、印刷所で用意いただいた割引率の高いプランも使えるのがメリットです。

入稿データやお金のやり取りは、ご自分が選んだバックアップ印刷所と直接行ってください。なおバックアップ印刷所から倉庫へは無料で搬入されます。

詳しくは、バックアップ印刷所の案内を参照してください。

好きなプランが選べて、倉庫へ送るための送料もかからないのがメリットです!

方法3:自宅や印刷所から宅急便で送る

お手元の既刊や、バックアップ印刷所(日光企画・ねこのしっぽ)以外の印刷所で刷った新刊を、宅急便で送る方法です。

  • 宅配業者はヤマト運輸のみ受け付けます。
    • その他の業者では届きません。
  • 到着日は2021年1月14日(木)を指定してください。
  • 時間指定は必ず午前着にしてください。
  • 段ボールの側面に必ずQRコード付きの送り状を貼り付けてください。
    • ヤマト運輸で受付可能になるのが到着日の1週間前(1月7日)ですので、サークルごとのQRコードは2021年1月7日にサークル代表者のマイページで提供予定です。
    • 2021年1月7日、マイページにて「送り状ダウンロード」のボタンが表示されるようになりました
  • 段ボールの個数に上限はありません。

倉庫に送る際に、事前の申請等は必要ありません。サークルごとの「QRコード付きの送り状」に、技術書典10での書籍ごとの販売数も記載されていますので、そちらを確認して同数の書籍を送付してください。もし販売数よりも多く書籍が入っていた場合は、後日着払いにて返送いたします。

マイページから「送り状ダウンロード」でダウンロードできます

また指定以外の日時に届いた場合やQRコードが貼られていなかった場合は、全ての段ボールを着払いで返送いたします。イレギュラーな対応は倉庫側の作業負担となり、購入された方への本の送付遅延へと繋がります。お願いが多くて恐縮ですが、どうぞご協力ください。

送付先となる倉庫の住所や電話番号、備考欄の書き方などは、ダウンロードした「QRコード付き送り状」に記載されていますのでそちらをご確認ください。なお「QRコード付き送り状」がAdobe Acrobat Reader DCできちんと表示できない場合は、Chromeなどのブラウザで開いてみてください。

送付先についてはダウンロードした「QRコード付き送り状」を確認してください

送料はかかりますが、好きな印刷所に頼めるのがメリットです!

ちなみに開催期間中に100冊売れた場合に、自宅にある在庫50冊を宅急便で送りつつ、残りの50冊は「後から印刷」に頼む、のように、方法1,2,3を組み合わせて利用することも可能です。

紙の本の諸注意

紙の本は厚みが2.5cm以内のものに限ります。また本以外のものは販売できません。厚みが5cmの本、およびキーボードや電子機器といった本以外のものを、オンラインマーケットへ登録したり、倉庫へ送ったりされないようお願いします。

また「上下巻2冊セット」のように複数の本を組み合わせたり、「紙の本にダウンロードカードやステッカーを挟んだセット」の登録、送付もお控えください。

頒布物は全年齢向けを対象とすることや、禁止事項に違反すると退場措置となること、電子版を提出すると見本誌チェックが行われること、といったルールは、技術書典10の「サークル参加要項」や「サークル向けガイドライン」を改めてご確認下さい。

書籍と入庫数の登録方法

「技術書典10」では、マイページから書籍を登録いただく際に「入庫」の数を記入できます。入庫の数は、開催前日までなら、後からでも変更可能です。開催期間中は増やすことはできますが、減らすことはできません。たとえばすでに100冊売れた後なのに、入庫数を80にしてしまうと困るからです。

「後から印刷」で受注生産される場合は、「入庫」の数には、ご自身が「実際に売れても問題ない」と思える範囲の大きめの数字を設定しておいてください。(最終的に「買われた冊数」と、「倉庫に入庫される数」が同一数になっていれば大丈夫なので、元気よく2000冊とか5000冊と入力しておいても構いません)

また「電子+紙セット」を購入すると、紙の本の到着をまたずに電子本をダウンロードできるようになります。出展者のみなさまは、忘れずに電子本の登録作業をお願いします。

書籍登録の操作方法はこちらのブログを確認してください

売れ残った在庫はダイレクト入庫できます

技術書典で提供しているダイレクト入庫サービスを使うと、倉庫へ送付頂いた紙の本の在庫を、そのまま事業者(とらのあなさま)へ販売委託できます。(倉庫から事業者へ直送されます。その際の送料はかかりません)

技術書典オンラインマーケットで紙の本を販売出来るのは、技術書典の開催期間中のみとなります。開催終了後も紙の本を販売出来る貴重な販路として、ぜひご利用ください。

技術書典10 ダイレクト入庫 申込フォーム

なお紙の本の在庫について、倉庫からご自宅への返送(着払い)を希望される場合はフォームによるお申込は不要です。

技術書典10 開催およびサークル募集開始のお知らせ

こんにちは、技術書典のお知らせ担当 @mochikoAsTechです。

年末年始の技術書典10@技術書典オンラインマーケットが開催決定しました!

📚技術書典10の開催日程

技術書典10は、年末年始に技術書典オンラインマーケットにて12日間にわたって開催します。

取り扱い書籍は前回の「技術書典9」と同じく「電子版」(電子書籍)と「電子+紙セット」(電子書籍と製本書籍のセット)の2種類です。
なお「電子+紙セット」の販売は、技術書典10の会期中のみの取り扱いとなります。

📚参加費用について

技術書典10では、サークル参加費は無料です。

サークル参加者には、販売金額に応じた販売手数料がかかります。また製本書籍の委託販売を行う場合、サークル参加者には1冊につき100円の発送手数料がかかります。こうした手数料や、売上が振り込まれる締め処理のタイミング等については、技術書典オンラインマーケット販売サービス利用規約をよくお読みください。

📚販売手数料について

技術書典9から技術書典オンラインマーケットに参加している場合

技術書典9から技術書典オンラインマーケットに参加している場合、技術書典9開催時の条件が維持されます(技術書典10の無料条件が重複して適用されることはありません)。

  • 販売手数料は0%と20%の2種類です。
    • 0%(無料)となるケース:売上累計が20万円未満の場合、無料でご利用いただけます
    • 20%となるケース:売上累計が20万円を超えた場合、20%が販売手数料としてかかります

例えば技術書典9での売上が10万円、技術書典10での売上が11万円で、売上累計が21万円となった場合、超過した1万円に対して20%の2,000円が販売手数料としてかかります。

技術書典10ではじめて技術書典オンラインマーケットに参加する場合

技術書典10で、はじめて技術書典オンラインマーケットに参加する場合、次の無料条件が適用されます。(技術書典応援祭には参加したけれど、技術書典9には参加していない場合も対象です)

  • 販売手数料は0%と20%の2種類です。
    • 0%(無料)となるケース:売上累計が10万円未満の場合、無料でご利用いただけます
    • 20%となるケース:売上累計が10万円を超えた場合、20%が販売手数料としてかかります

例えば売上累計が11万円となった場合、超過した1万円に対して20%の2,000円が販売手数料としてかかります。

販売手数料の妥当性については以下をご確認いただき、ご自身でよく検討なさってください。

販売手数料の無料条件について

現状の技術書典オンラインマーケットは、販売手数料のみでイベント運用を賄える規模ではないため、赤字を許容した運営をしています。
新型コロナウイルス感染症の影響でオフラインイベントを開催できない間の創作活動を支え、継続的に運営するために費用の一部負担を出版者(サークル出展者)にもお願いしています。

運営の事情が許すかぎり、多くの出版者(サークル出展者)に参加いただきたいため、上記のように販売手数料の無料条件を設定しています。無料条件は先行者利益を維持する設計となっており、今後も都度、見直していく予定です。

📚サークル参加申込後、審査が行われます

サークル参加申込は、技術書典10のウェブサイトから行ってください。参加申込の前にユーザ登録が必須となります。サークル参加申込後に審査が行われます。

前回の技術書典9に参加して、技術書典オンラインマーケットでの販売を継続しているサークルも、技術書典10に参加したい場合は改めてサークル参加申込が必要です。

サークル参加の申込は、本日から11月30日いっぱいまでです。技術書を書いて出展側で楽しみたいという方の申込をお待ちしています!

技術書典10は、前回の「技術書典9」と同様にオンラインでの開催です。今まで会場参加が難しかった方も、遠方にお住まいの方も、ぜひサークル参加にお申し込みください。

参加申込をすると、随時サークルの審査が行われます。過去の規約違反規約違反(行動規範の違反、禁止事項への抵触、無連絡での欠席、未払いなど)が認められるユーザーによる参加申込は却下されます。審査が終わり次第、7営業日後をめどに随時審査結果の通知が行われます。

審査結果につきましては、この通知をもって回答とさせていただきます。参加の可否やその理由についてメール等で個別にお問い合わせをいただいても、技術書典運営事務局より回答はいたしませんのでどうぞご了承ください。

📚技術書典10で販売可能な書籍について

技術書典10で可能な販売形態は、前回の技術書典9と同じく「電子版」および「電子+紙セット」です。製本書籍単体での頒布は行えません。また「電子+紙セット」の販売を行う場合、電子書籍と紙の書籍は同一書籍である必要があります。電子書籍を一部抜粋版やダミーデータにしての販売はできません。

書籍は無償/有償を問わず販売可能ですが、有償での販売は最低価格500円となります。

同人誌ではなく、商業ベースの技術書も頒布可能ですが、業として出版している法人(出版社など)がサークル参加する場合は、販売手数料を変更することがあります。該当する場合、メールにて個別にお問い合わせください。

なお技術書以外の販売はできません。ハードウェア、グッズなどの販売については、輸送体制が整わず対応していません。ご了承ください。

紙の書籍の送料負担は、前回の技術書典9と同様です。

  • 購入者は送料無料で買えます
  • 出展者が1冊あたり100円の発送手数料を負担し、のこりを運営事務局が負担します
  • イベント終了後、2021年1月中旬以降に順次まとめて発送するので、あとから追加購入したい場合でも安心です

製本書籍の送付時期や送付先など、諸条件については後日改めて詳細をお知らせします。

📚書籍の審査について

販売する書籍には、すべて書籍審査が行われます。違法なもの、いわゆる情報商材、マルチ商材などは書籍審査で却下します。書籍審査で許可された書籍のみが、技術書典オンラインマーケットで販売可能となります。

書籍審査につきましても、サークル参加審査と同様、販売可否やその理由についてメール等で個別にお問い合わせをいただいても、技術書典運営事務局より回答はいたしませんのでどうぞご了承ください。

📚初参加サークルも歓迎です!

「技術書典」は新しい技術に出会えるお祭りです。ハードウェア、ソフトウェア、開発環境、コンピュータサイエンスからその他科学・工学全般、開発ノウハウや体験談に至るまで、ITや機械工作とその周辺領域などあらゆる技術書を対象としています。皆様の面白いと思うアレやコレやをぜひ、本という形で練り上げて技術書典オンラインマーケットで披露していただきたいと思っています。

技術書典では出展者のうち3~4割が初参加のサークルさんです。はじめての方でも、ぜひ技術書典10にお申込みください。我々は新刊が大好きなので、初参加のサークルさんも大好きです!技術書典オンラインマーケットでは、もはや参加にあたって距離の制約はありません。本を生み出すため、少しの勇気をもってサークル参加し、そして締切に背中を押してもらってください。

皆さんのサークル参加申し込みを心よりお待ちしております!

技術書典オンラインマーケット売上金の確定と振込申請について

こんにちは、技術書典のお知らせ担当 @mochikoAsTechです。

技術書典9の開催、お疲れさまでした!技術のお祭りはオンラインでも盛況でしたね!

2020年10月15日(木)に、技術書典オンラインマーケットでの2020年9月分の売上金が確定します。
それに伴って、マイページの「売上管理」から振込申請ができるようになります。

振込申請の詳しい手順については、以下をご確認ください。また販売手数料等について詳しくは、技術書典オンラインマーケット販売サービス利用規約をご確認ください。

📚2020年9月の売上金を確認して振込申請をしよう

マイページから「売上管理」を開きます。

マイページから「売上管理」を開く

左上のプルダウンで「2020/09」を選択すると、2020年9月の書籍ごとの売上が表示されます。右上の「確定売上」を開きます。

右上の「確定売上」を開く

未振込詳細に「未振込総売上」から「各種手数料」を引いた「振込可能金額」が表示されます。「内訳」では手数料の内訳が確認できます。「振込申請」をクリックします。

「振込申請」をクリック

「内訳」で手数料の内訳が確認できる

なお「振込可能金額」が1円以上ある場合にのみ、「振込申請」をクリックできます。

振込可能金額が0円の場合は「振込申請」はできません

振り込まれる金額と、振込先銀行口座情報を確認して「実行」をクリックします。

確認して「実行」をクリック

振込申請を行うと、2020年9月の振込状況が振込申請中になります。また「[技術書典] 振込申請を受け付けました」という件名のメールが届きます。

振込状況が「振込処理中」になった

申請から7営業日以内に銀行口座へ振込が行われます。振込状況は振込申請中振込処理中振込済みの順で変化します。振込処理中になったタイミングで、「[技術書典] 銀行口座へ振込手続きを開始しました」という件名のメールが届きます。

なお登録されている口座情報に誤りがあり、振込に失敗した場合は、振込状況が振込失敗になります。

振込状況が「振込処理中」になった

振込に失敗した場合は、マイページの「サークル設定」から「銀行口座」の情報を修正した上で、再度振込申請を行ってください。

📚「刺され!技術書アワード」の受賞作品を10月15日(木) 夜21時~発表

技術書典9で実施した「刺され!技術書アワード」の受賞作品を、2020年10月15日(木) 夜21時~ YouTube liveにて発表します。

優秀賞の刺さる部門、エポックメイキング部門、ニュースタンダード部門、そして大賞はどの技術書に!どうぞお楽しみに!

技術書典9の「電子+紙セット」限定特典 フルカラーイラスト集のご紹介

こんにちは、技術書典 主宰 @mhidakaです。

9月12日(土)から、11日間の技術書典9@技術書典オンラインマーケットがはじまっています!楽しんでますか?

「電子+紙」セットを購入していただいた皆さんへ、全員プレゼント企画のご紹介です!

「技術書典9」の開催期間中9/12(土)~9/22(火・祝) に「電子+紙」セットを購入いただいた方々へ
運営事務局より「技術書典9オンライン開始記念 イラスト集」フルカラー・A5/20Pを、もれなく封入予定です。

以下では「電子+紙」セットのみを取り扱った特設会場もご用意しています。

限定特典が気になった書籍を買う最後のひと押しになれば!技術との出会いをお手伝いできれば幸いです!
購入した書籍には電子版もついています。マイページの本棚から、いつでもダウンロードいただけます。

📚技術書典9@技術書典オンラインマーケットとは?

技術書典9とは、2020年9月に11日間にわたって開催される、技術書典オンラインマーケットと、それを盛り上げるYouTube Liveでのスペシャルオンラインイベントのことです。ぜひYouTubeの公式チャンネルを購読ください!おすすめの技術書が流れてきます。

技術書典オンラインマーケットでの取り扱い書籍は「電子版」と「電子+紙セット」の2種類です。

「電子+紙セット」は、購入者は送料無料です!かかる送料のうち、1冊につき100円を出展者に負担いただき、残りは運営事務局が負担します。会期終了後も技術書典オンラインマーケットは恒久的に運営を継続しますが、「電子+紙セット」は技術書典9の会期中のみの取り扱いとなり、イベントが終了する9月23日以降にまとめて発送されます。みなさんがたくさん買えば買うほど送料を圧縮できるので、「迷ったら買う!」という気持ちで期間中にどんどん追加購入してください!

9月12日(土)から11日間の技術書典9がはじまります!

こんにちは、技術書典のお知らせ担当 @mochikoAsTechです。

9月12日(土)から、いよいよ11日間の技術書典9@技術書典オンラインマーケットがはじまります!

📚技術書典9@技術書典オンラインマーケットとは?

技術書典9とは、2020年9月に11日間にわたって開催される、技術書典オンラインマーケットと、それを盛り上げるYouTube Liveでのスペシャルオンラインイベントのことです。

技術書典オンラインマーケットでの取り扱い書籍は、「電子版」と「電子+紙セット」の2種類です。

「電子+紙セット」は、購入者は送料無料です!かかる送料のうち、1冊につき100円を出展者に負担いただき、残りは運営事務局が負担します。会期終了後も技術書典オンラインマーケットは恒久的に運営を継続しますが、「電子+紙セット」は技術書典9の会期中のみの取り扱いとなり、イベントが終了する9月23日以降にまとめて発送されます。みなさんがたくさん買えば買うほど送料を圧縮できるので、「迷ったら買う!」という気持ちで期間中にどんどん追加購入してください!

📚決済方法にAmazon Payが追加されました!

技術書典オンラインマーケットでは、次の決済方法でお支払いいただけます。

  • Amazon Pay
    • Amazonアカウントが必要です
  • PayPal(ペイパル)
    • PayPalアカウントが必要です
  • Stripe
    • アカウント登録不要でクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなどの決済が可能です
    • Stripeの決済ボタンが出てこない場合は、スマホのブラウザで確認いただくとスムースに表示されるケースが多いようです
    • Chromeをお使いの場合は事前にクレジットカード番号などの決済方法をブラウザへ登録してみてください

本を購入された際の領収書は、それぞれの決済事業者の受領書をご利用ください。技術書典運営事務局で個別に領収書の発行は行っておりません。

どうしても決済が失敗してしまう…という場合は、お手数ですが以下を記載の上でメールにてお問い合わせください。

  • 選択した決済方法
  • 購入しようとした本のURL
  • 公式サイトで登録しているユーザーのメールアドレス
  • エラーメッセージ
  • 失敗した日時(時分秒)

📚気になる本はグリーンのハートでお気に入りに入れよう!

書籍のページを開くと、右上にグリーンのハートがあります。気になる本があったら、「好き」という気持ちを込めてぽちっと押しておきましょう。

ハートを押した書籍は、後から「お気に入りした書籍」で確認できます。(なおサークル参加者側で「この書籍が何人からハートを押されたか?」を確認する機能は工数の都合で未実装です)

📚困ったときはDiscordのチャットサポートで質問!

  • 本を買おうとしたけどなぜかログインできない
  • 購入した本をどこからダウンロードするのか分からない
  • 出品した本が「販売停止中」になっている

など、何かお困りのことがありましたら、一般参加の方も、サークル参加の方も、Discordのチャットサポートにてお気軽に質問してみてください。Discordには次の招待URLから参加いただけます。

Discordに参加後は、規約・ガイドチャンネルにて、一般参加者向け、サークル参加者向け、それぞれのチャンネルへの参加方法をご案内しています。一般参加者とサークル参加者が気軽に交流・雑談できるチャンネルもあります。

なお購入や決済に関するお困りごとは、個人情報をお伺いすることになるため、お手数ですがメールにて個別にお問い合わせください。

📚YouTube Liveを見ながら一緒にお祭りを楽しもう!盛り上がろう!

技術書典9の開催期間中は、以下の日程でYouTube Liveのスペシャルオンラインイベントも行います。

オフライン(会場)でのお祭り気分や、思いがけない本との出会いを、オンラインでも体験しましょう!

📚サークル参加の皆さんはギャラリーで最終確認を!

サークル参加の皆さんはマイページからギャラリーを開いて、ご自身の本が「サークルの書籍」や「おすすめの書籍」に表示されていることを確認してください。

「おすすめの書籍」を登録しようとして、「追加できる書籍がありません」と表示された場合は、以下の可能性があります。「技術書典9で販売する本の登録方法、見本誌提出方法について」を確認してください。

  • 「販売書籍」を登録したが、オンラインマーケットへの出品を忘れている
  • 前回の「技術書典 応援祭」で出品していた書籍の「販売設定」が「公開停止」のままになっている
    • マーケット出品で「販売設定」を「販売中」に変更してください

そして「刺され!技術書アワード」の〆切は9月12日(土) 23:59です!
YouTube Liveであなたの本が紹介されるチャンスです。ぜひ応募をお忘れなく!

皆さんの技術書典9への参加を心よりお待ちしております。みんなで技術のお祭りを楽しみましょう。

ダイレクト入庫・宅配搬入情報のお知らせ

こんにちは、技術書典 主宰 @mhidaka です。

技術書典オンラインマーケット!

さて、本日はダイレクト入庫と宅配搬入のお知らせです。技術書典オンラインマーケットでも紙の本を扱います!がんばるぞ!
物理本は購入者は送料無料です。9月12日に技術書典オンラインマーケットに来て、お気に入りの本を探してください。
送料のうち100円を出展者に負担いただき、のこりの費用は運営事務局が負担します。沢山の方が買ってくださるとと嬉しいです。

  • BOOTHさま、とらのあなさま によるダイレクト入庫、今回もあります
  • 物理本の宅配搬入(既刊・新刊・印刷所直送について)

ダイレクト入庫、あります!

技術書典で提供しているダイレクト入庫サービスを使うと、事務局に送付頂いた紙の書籍の在庫を、そのまま事業者(BOOTHさま、とらのあなさま)へ販売委託できます。

  • BOOTHさま(pixivFACTORYからオンライン会場への直送、オンライン会場からBOOTH倉庫への直送)
  • とらのあなさま(オンライン会場からとらのあな委託への直送)

上記2社にご協力いただき、頒布物情報からの事前受付も可能です。技術書典以外の皆様の技術を届ける販路です。
各社の説明文をご確認いただきまして、ご利用を検討ください。なおご自宅への返送(着払い)をご希望の場合はフォームによるお申込は不要です

とらのあなさま

技術書の委託販売は『とらのあな』にお任せください!
お預けいただいた作品は、通販にて販売させていただきます!!
・同人誌業界最速レベルの出荷スピードとWebページ掲載を行います!
・簡単にご利用いただける、技術書典との連携委託を用意しています!
・予約販売にも対応!事前に予約販売を行えます!
・とらのあな通販Webページの『技術書特集ページ』に掲載!世界中の人にあなたの技術書をお届けします!
特設サイト:https://news.toranoana.jp/141745


※技術書典ウェブサイトのマイページよりサークル編集から編集画面(イベント申込修正)へお進みください。
委託を利用することに同意いただくと自動的に頒布物情報が連携されます。

Q. 事前に申し込んだけど使わない…でも大丈夫ですか?
A. はい。大丈夫です。状況に応じてご相談ください。

Q. 申込みはどうすればいいですか?
A. とらのあなさまは、データ連携のため上記マイページよりサークル編集をお願いします。
その後お申し込みフォームより委託したい書籍をご入力ください

BOOTHさまサービス内容

▼pixivFACTORYからオンライン会場への直送

pixivFACTORY(同人誌)とは、同人誌印刷を納期・価格から比較し、印刷所 20 社からプランをご提案するサービスです。
今回pixivFACTORYを通して同人誌を注文いただくと、バックアップ印刷所以外も含めた複数のプランで、技術書典9オンライン会場への直送が受付可能になります。

イベント開始後の9/16(水)締め切りのプランも複数ございます!
原稿を書き終えてから製本するか考えたい・売れ行きを見ながら印刷所を検討したいという方は、ぜひpixivFACTORYの技術書典9対応プランで、見積もりや締切をチェックしてみてください。

▼オンライン会場からBOOTH倉庫への直送

技術書典9オンライン会場からBOOTH倉庫へ直送する「ダイレクト入庫」を受付いたします。
方法は技術書典事務局に必要事項を申請するだけ!
倉庫までの配送送料は今回もBOOTH持ち、オーナー様負担は無料!
pixivFACTORYで注文した本以外ももちろん受付可能です。

電子書籍とのセット販売も含め、会期終了後すぐに予約販売を開始することができます。
多めに印刷して会期終了後も通販したいという方は、ぜひBOOTH倉庫の利用をご検討ください。

pixivFACTORY・BOOTHのご利用について、詳細はこちら
https://booth.fanbox.cc/posts/1373412


BOOTH倉庫にて入庫をお申込後、技術書典のお申し込みフォームにてご連絡ください

物理本と電子本、どっちも販売できるの?

はい、ただし少しだけ制限があります。時間の制約がある中で作ったので、オンラインマーケットはもともと「電子本」専用だったものを改造しています。そのため物理本を委託したい場合は、必ず「電子本+紙(物理本)」というかたちでの登録をお願いすることになります。

もちろん「電子本」「電子本+紙(物理本)」どちらも技術書典9のオンラインマーケットで販売できます。物理本は1サークルにつき1箱を上限として、指定の方法で元払いにて倉庫へお送りいただくことで、「電子本+紙(物理本)」の形で、オンラインマーケットで販売できます。(印刷所からの宅配搬入の場合、数量の制約はありません)

なお物理本は厚みが2.5cm以内のものに限ります。また本以外のものは販売できません。厚みが5cmの本、およびキーボードや電子機器といった本以外のものを、オンラインマーケットへ登録したり、倉庫へ送ったりされないようお願いします。

また倉庫側で複数の本を組み合わせたり、おまけを挟み込んで送付することもできません。「上下巻2冊セット」や、「紙の本にダウンロードカードやステッカーを挟んだセット」などの登録、送付もお控えください。

頒布物は全年齢向けを対象とすることや、禁止事項に違反すると退場措置となること、電子版を提出すると見本誌チェックが行われること、といったルールは、技術書典9の「サークル参加要項」や「サークル向けガイドライン」を改めてご確認下さい。

物理本はいつ、どこに送ればいい?

物理本は1サークルにつき1箱のみ受け付けます。到着日は9/22(火・祝)を指定してください。いずれも午前着になるよう、時間指定をしてください。指定以外の日時に届いた場合や、1サークルで2箱以上届いた場合は、全ての段ボールを着払いで返送いたします。イレギュラーな対応は倉庫側の作業負担となり、購入された物理本の送付遅延へと繋がります。お願いが多くて恐縮ですが、どうぞご協力ください。

印刷所からの宅配搬入の場合、数量の制約はありません。詳細は送付情報をご確認ください。

物理本を宅急便で送る際は、段ボールの外にQRコードの送り状を貼り付けをお願いする予定です。サークルごとのQRコードは9/14までに提供予定です。参加要項や本ページの更新をお待ち下さい。倉庫に送る際、事前の特別な申請等はありません。また以下の「技術書典 応援祭 送付先情報」に沿って、配送先を記入してください。宅配業者はヤマト運輸のみ受け付けます。その他の業者では届きません。

  • 技術書典 送付先はこちら 搬入の手引き > 宅配搬入 をご確認ください

「技術書典9」では書籍を登録いただく際に「在庫」も記入いただけます。在庫は増やす分には後からでも変更可能です(逆に減らすことはできません。すでに販売しちゃったあとだと困るからです)。また前述の制約から、物理本を購入したら、その到着をまたずに電子本をダウンロードできるようになります。出展者のみなさまは、忘れずに電子本の登録作業をお願いします。

書籍登録の操作方法はこちらのブログを確認してください

他の著者の本を委託で受けてもいい?

オフラインで開催する技術書典では、委託を引き受ける予定のサークルさんもいらっしゃったと思いますが残念ながら技術書典オンラインマーケットでは、契約上の制限として委託販売ができません。(サークルに所属されている方ご自身が、販売する本の権利保有者である必要があります)

たとえば「わかめさん」と「ひつじさん」が所属するサークル「テックニャースター」があり、サークルの代表者はひつじさんだったとします。この場合、「技術書典9」で、わかめさんの本や、ひつじさんの本、そしてテックニャースター合同誌を、「テックニャースター」の頒布物として登録して販売することが可能です。ですが「テックニャースター」というサークルに所属していないもちこさんの本を、委託で販売することはできません。

技術書典9で販売する本の登録方法、見本誌提出方法について

こんにちは、技術書典のお知らせ担当 @mochikoAsTechです。

いよいよ技術書典9@技術書典オンラインマーケットの開催まで2週間を切りました!

先日、技術書典9 製本書籍の印刷および印刷所支援のお知らせというブログでお伝えした通り、今回はイベント開始後の9月14日(月)入稿でも印刷所の割引が受けられます!
すでにバックアップ印刷所である日光企画さんからも入稿〆切のスケジュールや、「見本誌1冊ご自宅発送サービス」、「ポストカード印刷サービス」についてのお知らせが公開されています。

開催まで時間がない中で恐縮ですが、サークル参加のみなさんには以下のご準備をお願いいたします。

📚技術書典9@技術書典オンラインマーケットとは?

技術書典9とは、2020年9月に11日間にわたって開催される、技術書典オンラインマーケットと、それを盛り上げるYoutube Liveでのスペシャルオンラインイベントのことです。

取り扱い書籍は「電子書籍」と「電子書籍+製本書籍」の2種類です。なお会期終了後も技術書典オンラインマーケットは恒久的に運営を継続します。つまり技術書典9のサークル参加者は、イベント終了後も引き続き技術書典オンラインマーケットにて電子書籍を販売できます。

なお「電子書籍+製本書籍(製本した紙の書籍)」の販売は、技術書典9の会期中のみの取り扱いとなります。

📚 1. オンラインマーケットの利用規約を確認しよう

技術書典9に参加するサークルは、まず「技術書典オンラインマーケット販売サービス利用規約」を確認しましょう。

📚 2. 「販売書籍」を登録してコンテンツをアップしよう

技術書典9に参加するサークルは、以下の手順で書籍を登録してください。

今回からはアップロードされた電子版データに対して、運営による見本誌チェックをおこないます。(見本誌として別途アップロードする作業が不要となりました)

見本誌は、運営による書籍のチェック、そして検索のためのIndex取得など解析に使用します。電子版としてアップした書籍は、マーケット出品すると販売開始となります(マーケット出品方法は後述)。規約違反が判明した場合、販売開始後であってもサービス利用規約に基づいた対処を行います。

なお9月10日(木) までに電子版データをアップロードすると、技術書典オンラインマーケットがオープンする9月12日(土)から、確実に見本誌チェックを終えた状態で販売可能となります。技術書典9の会期は11日間ありますので、9月11日(金)以降も、アップロードされたものから順次、見本誌のチェックを行っていく予定です。

  1. マイページを開きます
  2. 販売書籍の管理に書籍が表示されます
    「販売書籍の管理」の「書籍の追加」をクリック
    • 販売書籍の管理には、過去の技術書典で頒布した書籍がすべて表示されています
      • たとえば技術書典5で出した本を、技術書典6、7でも頒布していた場合、同じ書籍が3つ表示されるはずです
      • データの統合や削除は現状実装されていません。同じ書籍が複数があった場合は、左上のほうが新しいデータなのでそちらを使ってください
    • まだ頒布物を一度も登録していなければ、何も表示されません。+ 書籍の追加をクリックして書籍を追加してください
  3. + 書籍の追加、もしくは既存の書籍をクリックして、書籍画像書名概要ページ数などを入力して追加するをクリックします
    • 書名(カナ)には、カナ以外の文字(数字、空白、記号など)が入力できないので注意してください
  4. 電子版データをアップロードしておきます
    • アップロードされた電子版データに対して、運営による見本誌チェックをおこないます
    • 電子版データをアップロードしなおした場合、再度見本誌チェックをおこないます

📚 3. 技術書典オンラインマーケットに「出品」しよう

技術書典9に参加するサークルは、以下の手順で書籍をマーケットに出品してください。出品できるのは電子版電子+紙セットのみです。紙の書籍のみでの出品はできませんのでご注意ください。

  1. マイページを開きます
  2. 「マーケット出品」の「出品」をクリック
    「マーケット出品」の「出品」をクリック
  3. 書籍の選択に書籍が表示されます
    • 書籍の選択には、過去の技術書典で頒布した書籍がすべて表示されています
      • たとえば技術書典5で出した本を、技術書典6、7でも頒布していた場合、同じ書籍が3つ表示されるはずです
      • データの統合や削除は現状実装されていません。同じ書籍が複数があった場合は、左上のほうが新しいデータなのでそちらを使ってください
    • まだ頒布物を一度も登録していなければ、何も表示されません。+ 書籍の追加をクリックして書籍を追加してください
      書籍が表示される
  4. 出品したい書籍を選択する
  5. 電子版及び電子+紙セット販売価格在庫数を入力する
    • 紙の書籍は、ここで入力した在庫数に基づいて販売しますので、倉庫に送る数を正確に入力してください
      販売価格や在庫数を入力する
    • まだ発注数を決めていない場合は、現時点で想定している在庫数を記入してください。在庫数は9/11まで編集できます。実際の入庫時数と異なる場合は、入庫時数を正として運営にて修正しますので訂正の連絡は不要です
  6. 出品するをクリックする

よくある質問

サークル向け

Q. 自宅から倉庫へ紙の本を送りたいのですが、送付先はどこですか?
A. 送付先や、送付方法については9月14日までにお知らせ予定です。今しばらくお待ちください。(技術書典9で購入した製本書籍は、会期終了後にまとめてのお届けとなります)

Q. マイページで「出品」のボタンがグレーになっていて押せません…
A. 技術書典9に参加するサークルのみ、「出品」のボタンが有効となっています。なお技術書典9へのサークル参加申込は8月31日 23時59分をもって終了しております。

Q. 100円の本を出品してもいいですか?
A. ごめんなさい。決済ごとの手数料を鑑みて、オンラインマーケットでの有料の出品は、最小希望小売価格を500円とさせていただいております。

技術書典「刺され!技術書アワード」(仮)開催のお知らせ

こんにちは、主宰の@mhidakaです!
本日、技術書典より出展者むけアワードの開催をお知らせします。

技術書典の概要

技術書典

  • 開催日時:9/12(土) 10:00 ~ 9/22(祝)23:59
  • 場所:技術書典オンラインマーケット

新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みまして技術書典9は完全オンラインイベントとしての開催を予定しています。

刺され!技術書アワードのご紹介

刺され!技術書アワードは技術書典9で実施する技術書投稿企画です。同好の士に刺さってほしい技術書、自分が愛してやまない技術、楽しんで書いた技術書をもっと広く読んでほしいという気持ちからアワード(仮)を開催します。

  • 応募フォーム
  • 受付期間: 9月1日~9月12日
  • 結果発表: 未定。10月10日(仮)が目安です
  • 応募要項等はフォームをご確認ください

自薦での応募となるので出展者のみなさんは奮ってご参加くださると嬉しいです。
オフラインでのイベント開催が難しい中ですがアワードを通じて、ファンの皆さんとも盛り上がれたら嬉しく思います。
これからの技術書、 ニュースタンダード、ニッチ、いろんなジャンル・視点からの自薦によるご応募をお待ちしています。

またささやかではありますが製本印刷や印刷所支援を目的として部門賞ごと賞金3万円を賞典として用意しました(もちろん、受賞に際しては製本印刷していなくても受け取っていただけます)。応募特典として、公式YouTubeチャンネルで選考委員からPRも予定しています。技術のお祭りらしく気軽にお願いします。

賞典について

いろいろ考えましたが技術とファンをつなげたいという思いを大事にして今回は応募作品は、すべて公式YouTubeチャンネルで紹介する予定です。いろんな技術書に出会えますので是非、以下のチャンネル登録をおねがいします。

おかげさまで技術書典のYouTubeチャンネルの登録者数は300人を超えて動画の視聴数も伸びています。

今回は応募いただいた技術書をもっと知ってほしいという書籍紹介の場として活用したいと思います。個別の紹介時間はなるべく長く取りたいというのが本音ですが、正直には応募の技術書総数および進行の都合がありそうです。お約束できるかたちはありませんが、せっかく応募いただいた書籍の良さを伝えられるよう全力で紹介をがんばります。

技術書典 刺され!技術書アワード(仮)

大賞:PEAKSクラウドファンディングおよび賞金3万円

PEAKSが送る最強編集者と一緒に最高の技術書を作ろう!大賞受賞作品は、テックベース合同会社が運営する出版社PEAKSより技術書クラウドファンディングに挑戦できます。編集者とともに作品をアップデートし商業書籍化を通じて、より多くの方へ技術を届けるチャレンジを支援します。

優秀賞 :賞金3万円(各部門とも)

刺さる部門

広く一般にはウケないかもしれないが、深くニッチな技術への愛情・情熱を感じる書籍や、誰かに届いてほしいと感じる刺さる技術書に送られます。

エポックメイキング部門

これからの技術書として未来を感じる技術書、これまでにない斬新な視点、今後の未来を示す一冊に送られます。

ニュースタンダード部門

購入や読書感想ブログなどファンの間口を広げ、技術の新旧によらず技術書によって新たな視点・可能性を示した栄誉をたたえます。

応募

  • 応募フォーム
  • 受付期間: 9月1日~9月12日
  • 結果発表: 未定。10月10日(仮)が目安です
  • 応募要項等はフォームをご確認ください

📚初参加サークルも歓迎です!

技術書典では出展者のうち3~4割が初参加のサークルさんです。はじめての方でも、ぜひ技術書典9にお申込みください。 我々は新刊が大好きなので、初参加のサークルさんも大好きです! 技術書典オンラインマーケットでは、もはや参加にあたって距離の制約はありません。本を生み出すため、少しの勇気をもってサークル参加し、そして締切に背中を押してもらってください。

皆さんのサークル参加申し込みを心よりお待ちしております!

Twitterの技術書典公式アカウントもフォローしておこう

また今後の重要な告知などを見落とさないよう、技術書典公式Twitterアカウントをフォローしておくことをオススメします!
今回はオンラインとなりましたが皆さんの参加を心よりお待ちしております!もちろんまたオフラインで会える日も楽しみにしていますよ!

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