2月29日、3月1日の技術書典8開催中止のお知らせ

技術書典 代表 @mhidakaです。

技術書典は今回をもって第8回を数えます。直近の技術書典7では660を超えるサークルが257,000部以上の各種技術にまつわる技術書を持ち寄り、頒布しました。
これらの多様性のなかには初学者むけ・マニアックなもの・ニッチなものいずれの知識をも内包し、ジャンルを問わず技術書のお祭りとして皆様から応援されていると実感しています。
多くの参加者の支援によって育ってきたイベントです。本当にありがとうございます。

技術書典8

2月17日 16:00 更新

技術書典を楽しみにしている皆様へ

誠に残念ですが先週末の新型コロナウイルス感染症に関わる状況の急激な変化を鑑み、技術書典8の中止およびオンライン開催「技術書典 応援祭」への変更を発表いたします。出展者、参加者のみなさまにとっては短い期間で二転三転することとなってしまい、大変申し訳ありません。

  • 2月29日、3月1日の技術書典8の池袋サンシャインシティ開催を中止します
  • オンラインでの開催「技術書典 応援祭」へ変更とします
  • 技術書典 応援祭では紙面・電子版ともに技術書典Webサイトでの販売のほかBOOTH、とらのあなと共同での委託・販売キャンペーンを予定しています

昨日の2月16日に「不要不急の集会自粛」について報道がありました。あわせてIT企業各社の集会禁止、自宅勤務要請も報道されております。みなさまの安全確保が困難であると判断したほか、当日スタッフの確保の見通しが立たなくなりました。楽しみにしていた皆様には申し訳ありませんが開催中止となります。

出展者のみなさまへ

今回、出展を予定していたサークルに対して次回開催での優遇措置を予定しています。オンライン開催「技術書典 応援祭」とともに詳細は後日お知らせとさせてください。
出展料の返還につきまして精査を予定しておりますが現時点で会場費のみでも600万を超えていることから返金額は0円となる見込みです。ご理解いただけますと幸いです。

更新 以上

以下元の告知

今回の新型コロナウイルス感染症の流行は我々も憂慮し、連日対策を協議してまいりました。本日、技術書典8の開催にあたって運営責任者として次のとおり発表いたします。
対象は660以上の出展者・15社の協賛企業のみなさま、そして技術書との出会いを楽しみにして下さっている来場者のみなさまです。

  • 2月15日をもって技術書典8の開催を決定事項とする
  • 出展者が新型コロナウイルス感染症の流行/罹患の可能性を理由にキャンセルする場合は返金を行わない
  • 上記を理由にキャンセルした場合でもペナルティは発生しない
  • 全時間帯での規制入場を実施する。混雑緩和を目的としており、Webサイトでチケット取得が必須かつ有料・無料時間帯とも規制入場の対象です

ただし利用する会場の規定等により関連省庁からの要請・公共交通機関の停止がある場合、やむなく開催を中止する可能性が留保されます。
具体的には厚生労働省・政府発表・開催地管轄の保健所などからの集会の自粛要請/外出禁止令または公共交通機関の停止に至る事故(悪天候等による停止の可能性を含む)を想定しています。

規制入場のため有料時間帯/無料時間帯を問わず、すべての来場者は技術書典Webサイトへのユーザー登録が必須となります。流量の制限により会場混雑を緩和することを目的としたものです(これらは技術書典7から部分運用を開始し、検討を進めていた施策ですが今回より前倒しての全面導入とします)。チケットの取得は事前販売と同様で、今回は有料・無料ともに時間帯ごとにチケットがあり、当日ももちろん取得できます。あわせて入場時にチケット券面QRコード読み取りを実施し、参加者の入場時刻把握と全参加者への連絡手段の確保して万が一の場合に備えます。もし参加前に体調不良を感じた場合には、参加をご遠慮ください。またスタッフの健康チェックも含めた会場での対策もまとまり次第、公表予定です。

厚生労働省からも新型コロナウイルス感染症について、随時更新されています。
出展者のみなさまにおかれましても体調管理を優先し決して無理をなさらないようにしてください。当日は次のとおり感染症対策をお願いします。

  • 花粉症の季節でもあります。特に咳、鼻水などの症状がある方はマスクを着用してください(他の方への飛沫感染を防ぐため)
  • トイレ後、食事前には手洗いの励行をお願いします
  • 咳エチケットの徹底
  • 少しでも体調に不安(発熱・倦怠感など)があれば当日でもかまいません。キャンセルの連絡をください
  • 消毒用アルコールを設置予定です。入退場の際にご利用ください

ここに記載していない内容でも検討を続け、出来得る限りの対策を実施してまいります。
この度の対応は苦渋の末の選択であり、2月、3月実施のカンファレンス、各種即売会、東京国際展示場などで実施している大規模展示会などを可能な限り調査しました。また印刷の都合などを考えるとこれ以上、発表を遅らせることも難しくありました。我々の決断にあたって難しいと感じた点は、技術書典は運営者によってのみ成り立つものではない点が多いという事実です。

  • 出展者は4ヶ月にわたり執筆活動に勤しみ、自らの資金を持って書籍を制作している点(いわゆる自費出版であること)
  • 技術書典という場において実質的な経済活動が発生している点(中止の場合、出展者に大幅な赤字が発生し、困窮が予想されること)

技術書典は技術を好きな人々が思い思いに情熱をかたちにかえ、伝えるお祭りです。このような事態に際して出展者は参加であってもキャンセルであっても苦しい思いが残るはずです。
お互いが決めた決断に敬意を払って接し、非難するような言動は避けてくださると大変うれしく思います。

しかしながらこのような事態に際して運営一同、技術書典がもっと何かできるのではないか?ということを考えた結果、次のことを追加でやろうと決めました。合わせてお伝えします。

  • 技術書典8を本会として技術書典のオンライン開催「技術書典 応援祭」を実施します
  • 技術書典8出展者のみなさまが出展参加の対象です
  • 3月上旬を目処にインターネット上で技術書典が開催できるように調整中です
  • 詳細は後日発表を予定していますが紙版、電子版ともに扱えるよう開発/調整しています

技術書典はこれまでオフラインでのお祭りでした。以前にもブログでお伝えしていた新UI(React Native化)などプラットフォームの刷新は長期的にはオンライン開催など新機能追加を見据えての変更ではありましたが、
本件を受けて昼夜を問わず開発をしています。突貫の作業のため、できることできないことがあると思いますがオンラインでも発見する楽しみを提供できればと考えています。
近々、詳細を公開予定です。いましばらくお待ち下さい。

出展者・協賛企業・来場を予定しているみなさま、当日まで健康状態に注意してください。決して無理をしないようにお願いします。

最後に出展者向けのQ&Aを掲載いたします。

Q. コロナウイルスが不安なため、出展をキャンセルしたい
A. 技術書典運営事務局までご連絡ください。返金はご容赦いただいておりますが、ペナルティ等は発生しません。

Q. 出展をキャンセルしたがオンライン開催の「技術書典 応援祭」には参加したい。可能でしょうか?
A. はい。誰もが楽しめるように頑張っています。我々はどのようなかたちでも技術を伝えることを支援したいです。

Q. 出展者です。技術書典8の参加にあたって人が減りそうだが、運営事務局で対応はなにかありますか?
A. 技術書典8当日は参加者の買い周りを推進する「かんたん後払い」割引キャンペーンを計画しています。ぜひ「かんたん後払い」の登録をご検討ください。

Q. 出展当日にあまった在庫はどのように扱えばいいですか?
A. 技術書典8ではダイレクト入庫など委託事業者の案内・その場での委託を行っています。店頭やWebでの通販を委託できます。また「技術書典 応援祭」でもサポートを調整中です

Q. 出展者です。キャンセルしたサークルさんの書籍を、うちのサークルで委託として引き受けて技術書典8で頒布することは可能ですか?
A. はい、許可制とはなりますが可能です。2月29日、3月1日の技術書典8で委託を受ける際の申請窓口は、このあと開く予定です。頒布物登録だけは忘れずにおねがいします。

以上、よろしくおねがいします。

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